過去ログ - 五十嵐響子「何でもない日、特別な日」
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10: ◆J6sXPQ/xjk[saga]
2015/08/10(月) 15:47:19.36 ID:0slTzf2Do
 気を取り直してパスタを茹でます。袋に表示されている茹で時間の目安は五分、けれど、プロデューサーの今日の気分はどうでしょう、どれくらいの茹で加減が好みかな。

 トマトソースをヘラで混ぜる係を代わってもらい、私はパスタの仕上がりを確かめます。ふつふつ沸くお湯の中からパスタを一本菜箸で取り、口へ運ぶ。

 もぐもぐ、少し弾力のある、硬めな感じです。
以下略



11: ◆J6sXPQ/xjk[saga]
2015/08/10(月) 15:48:49.83 ID:0slTzf2Do
「……響子ちゃんが俺に意地悪をする」

「えっ!? してないです!」

「こんな残酷なフェイント初めてだ……」
以下略



12: ◆J6sXPQ/xjk[saga]
2015/08/10(月) 15:52:41.12 ID:0slTzf2Do
 出来上がったパスタを、プロデューサーは美味しい美味しいと言ってもりもり食べてくれました。二人で力を合わせて、共同作業で作ったんですから、美味しいに決まってます!

 やわらか過ぎるかと思われた茹で具合も、今日のプロデューサーはそれくらいがお好みらしく、丁度良い加減だったみたいです。良かったです。

 お昼を食べ終え、お茶を淹れてほっと一息。それではお待ちかねとばかりに、まだ中を見ていなかった小さいほうの箱を開けてみることになりました。
以下略



13: ◆J6sXPQ/xjk[saga]
2015/08/10(月) 15:56:02.50 ID:0slTzf2Do
「髪、下ろしても可愛いな、響子ちゃんは」

「プロデューサーは、どっちが好きですか? 下ろしてるのと上げてるのだったら」

「上げてるほうが好きかな」
以下略



14: ◆J6sXPQ/xjk[saga]
2015/08/10(月) 15:59:02.32 ID:0slTzf2Do
「プロデューサーのお誕生日は、どんな予定ですか?」

 作ってもらったもさもさしているサイドテールをひとしきり触って大満足、心を温かいもので満たし、私はプロデューサーに問いかけます。

 何でもないはずの私の誕生日をお祝いしてもらったので、私もお返しがしたいのですが、さて、どうでしょう。
以下略



15: ◆J6sXPQ/xjk[saga]
2015/08/10(月) 16:01:31.15 ID:0slTzf2Do
 絶対お祝いしたいです。

 プロデューサーの特別な日に、一緒に過ごすのが、私だったらって、思います。折角だから暇をつぶすっていうくらいの用事でも、誰かを呼ぶなら私を選んでほしいって、思います。

 プロデューサーの大きな手が、私の頭をぽんぽんと叩きました。俯き気味だった顔を上げると、お日様みたいな笑顔が見えて、私もつられて頬を緩めてしまいます。
以下略



16: ◆J6sXPQ/xjk[saga]
2015/08/10(月) 16:03:38.92 ID:0slTzf2Do
 今日は普通の日で、特別な日で、プロデューサーにとってはただの平日で。

 でもいつか、プロデューサーにとって八月十日が、特別な日になったらって。

 そんな事を考えて、私は漏れ出す笑みが止められないのでした。えへへ。
以下略



17: ◆J6sXPQ/xjk[sagesaga]
2015/08/10(月) 16:05:15.15 ID:0slTzf2Do
以上です。
響子ちゃんにお世話されたり響子ちゃんをお世話したりしたいですね。
ではHTML化の依頼を出してまいります。


18: ◆J6sXPQ/xjk[sagesaga]
2015/08/10(月) 16:09:08.10 ID:0slTzf2Do
TBSや誕生日やアイプロがあったにも関わらず何も書いていない朋ちゃん担当のss書きが居るらしいです。
ご覧頂きましてありがとうございました。


19:名無しNIPPER[sage]
2015/08/10(月) 16:30:20.29 ID:qo+FLPLsO
乙 ぴょんぴょん響子ちゃんかわいい


20:名無しNIPPER[sage]
2015/08/10(月) 18:12:39.97 ID:wu7XRd5eo
おつおつー


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