過去ログ - A Rabbit's Life (オリジナル百合)
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10: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/22(火) 17:13:53.64 ID:7xDrI19W0
ヘリががたんと傾く。

「どうしたの」

パイロットが舌を噛みそうなくらい早口で、
以下略



11: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/22(火) 17:22:28.17 ID:7xDrI19W0
目を開けると、公園のベンチに座っていた。
ガサガサと音がする。
新聞が体の上にかかっていた。
浮浪者がかけたのか。

以下略



12: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/22(火) 17:35:22.27 ID:7xDrI19W0
スーパーマーケットのかごをぶら下げて、私はしばらく自分の選択に戸惑っていた。
仕事中に街に出かけることは珍しくない。
ただ、先ほど命のやりとりをしていた敵と買い物にくるなんてのは間違いなく誰もやったことがない。

「これ、飲みたい」
以下略



13: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/22(火) 18:11:11.79 ID:7xDrI19W0
買い物を終え、私たちは安い宿を探していた。
ふと、視線を感じて顔を上げる。

「なに」

以下略



14: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/22(火) 18:30:56.92 ID:7xDrI19W0
ケイトスは見かけより、いくぶん幼い印象を受けた。
一通りの日常生活、会話はできるがどこかなじまない。
ドナーになる前からこんな感じだったのだろうか。
ケイトスは表情もあまり変わらない。
移植手術後にはよくあることだ、と昔施設の人が言っていたっけ。
以下略



15: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/22(火) 18:58:19.90 ID:7xDrI19W0
寝息が聞こえた。

「……」

この状況でよく眠れる。
以下略



16: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/22(火) 19:22:49.42 ID:7xDrI19W0
殺されそうになっていた。
やはり、彼女も失敗したというカテゴリーに分類されるのか。
力だけなら、すぐにでも実戦で使えそうだけれど。

「……っくしゅん」
以下略



17: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/22(火) 19:23:58.33 ID:7xDrI19W0
ここまで


18:名無しNIPPER[sage]
2015/09/22(火) 19:31:12.81 ID:7xKbyDSeo
乙です



19: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/22(火) 21:44:55.28 ID:7xDrI19W0
逃げて、その後は――。
職業安定所は、ダメだ。
児童誘拐のアジトなのだろう。
この国の失業者の大半はあそこへ行く。
働くあてもない子どもも。
以下略



20: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/09/22(火) 21:59:01.07 ID:7xDrI19W0
翌朝、ドアの向こうから聞こえた話し声で目が覚めた。
正確には廊下の端の方だ。

「ケイトス」

以下略



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