過去ログ - 八幡「346プロダクションに入社した」
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93:名無しNIPPER[saga]
2015/10/18(日) 22:59:34.06 ID:NHCPGKpZ0
いろいろと申し訳ありません

キャラの名前に関しては自信がなかったため調べながらの作業だったのですが、思い切り間違えてしまいました。
正直戸惑っています。どうしてこうなった

以下略



94:名無しNIPPER[saga]
2015/10/18(日) 23:02:48.09 ID:NHCPGKpZ0
宣材撮影が行われた日以来、特に大きなイベントはなかった。なにせ新人アイドルたちの担当であるため、まだ仕事らしい仕事がないのである。彼女たちに来る仕事のほとんどはどうやらプロデューサーが処理しているらしく、俺の仕事といえば先輩から押し付けられる雑務程度のものだった。なにこの会社。とってもホワイトじゃないですか!素敵!ホント、なんで雇われたのかわからないまである。
1つ強いて挙げるなら、城ヶ崎美嘉のライブに渋谷、島村、本田の3人がバックダンサーとして参加したことくらいだろうか。しかしそれも城ヶ崎美嘉の担当プロデューサーがほとんどやってくれたようなので、俺の出番などほぼなかった。現場に赴いてみているだけで終わってしまったので、非常に楽だったのだ。
しかしただ一つ不満なのは、芸能関係の仕事という関係上、基本的に土日は出勤になってしまうということだ。まあその分平日に休みが振り分けられるわけだが、俺のスーパーヒーロータイムとスーパープリキュアタイムが失われるという事実だけはいかんともしがたいものだ。ちなみに今日は休日出勤である。やっぱりあまりホワイトじゃなかったもしれない。
そして今は昼休み。すっかりおなじみとなってしまった社内カフェの一角に腰を据えている。

以下略



95:名無しNIPPER[saga]
2015/10/18(日) 23:03:55.96 ID:NHCPGKpZ0
「今席が空いてなくてさー。相席してもいいかな?」

「まあ、別に…」

「じゃ、失礼しまーす!」
以下略



96:名無しNIPPER[saga]
2015/10/18(日) 23:05:38.25 ID:NHCPGKpZ0
何かしらツッコミが返ってくると思いきや、府抜けた声を上げるのみで反応が薄い。気になって様子を伺って見れば、口をぽかんと開けて固まっている。


「…なんだよ」

以下略



97:名無しNIPPER[saga]
2015/10/18(日) 23:06:58.82 ID:NHCPGKpZ0
「あうぅ…」

「…」

「あ、あはは…」
以下略



98:名無しNIPPER[saga]
2015/10/18(日) 23:07:39.22 ID:NHCPGKpZ0
うんうん。と誇らしげに頷いている。随分と嬉しそうだ。しかし俺が彼女を知ったのは芸能関係の話ではない。


「平塚静って人知ってます?高校の教師なんですけど」

以下略



99:名無しNIPPER[saga]
2015/10/18(日) 23:08:10.71 ID:NHCPGKpZ0
「でね、菜々ちゃん。この事務員さんが突然私が世界一可愛いって」

「おい」




100:名無しNIPPER[saga]
2015/10/18(日) 23:09:18.42 ID:NHCPGKpZ0
「私たち、3人のユニットでデビューすることになったんです。夢に見たアイドル…いっぱいキラキラしたいです」

「この前のステージはかなり盛り上がっちゃってさ!あんな風になりたいよね」

「うん。あのステージはすごくドキドキした」
以下略



101:名無しNIPPER[saga]
2015/10/18(日) 23:10:40.25 ID:NHCPGKpZ0
「そういえば、どうして事務員さんはこの会社に入ったんですか?」


会話に混ざらずにいた俺に気を遣ってか、島村が話題を振ってきた。

以下略



102:名無しNIPPER[saga]
2015/10/18(日) 23:11:29.46 ID:NHCPGKpZ0
3年。3年間もの時間、この子は光の当たらないところで努力してきたのか。アイドルという夢に対するあこがれだけでそこまで我慢し続けてきたってことか。
自分が輝く姿で周囲に希望を振りまく存在。それがこの子があこがれ続けてきたアイドル。だとすれば、俺の前にいるこの夢見がちな少女は、すでに立派なアイドルだ。見ているだけで元気がもらえる。応援したくなる。アイドルを追いかけるオタクたちの気持ちが俺にも少しわかった気がした。


「その意気だよしまむー!補欠合格同士頑張らないとね!」
以下略



103:名無しNIPPER[saga]
2015/10/18(日) 23:13:00.17 ID:NHCPGKpZ0
数日後、俺はプロデューサーがいるフロアへと向かっていた。
3人に聞いたデビューの話の資料は、今日本当に俺の方にも流れてきた。つまり、これから加速度的に忙しくなっていくということになる。なんたって14人もの仕事を管理していかなければいけないのだ。ならばデビューのスケジュールなど大まかなものを聞いておきたいと思ったのである。

「失礼します」

以下略



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