過去ログ - 勇者「デブと一緒に旅に出ることになった」
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43: ◆LsZ4kFgXss
2015/11/12(木) 08:32:23.04 ID:C+/7xdFeO
ハゲ「ところで、村長はしっかり斃したのだな? 息の根を止めたのだな?」

勇者「ああ、手強い相手だった」

ハゲ「……朕らは今すぐにでも、この村を出て行かねばならんな」
以下略



44: ◆LsZ4kFgXss[saga]
2015/11/12(木) 22:07:31.53 ID:ABtQ7DMAO
〜村の裏山〜

ソラト「毒を消す薬草に腫れを抑える薬草、傷口を塞ぐ薬草……っと」

ソラト「ふぅ、意外と集まったわね」
以下略



45: ◆LsZ4kFgXss
2015/11/13(金) 21:52:25.57 ID:wd96sDgoO
マッチョ「このッ! このッ!」ゲスッゲスッ

ソラト「うぐッ! あぎッ!」

マッチョ「こっちが大人しくしていれば、つけ上がりやがって! だ〜れがドブネズミだッ! ああッ!?」ボスッボスッ
以下略



46: ◆LsZ4kFgXss[saga]
2015/11/15(日) 00:16:28.50 ID:/Ynuukts0
勇者「疾く去ね。二度とそのきたねぇツラを見せるな」

マッチョ「は、はひぃぃぃぃ! ずびばぜんでじだああああああ!!!」ドタドタ

勇者「一件落着、と」フゥ
以下略



47: ◆LsZ4kFgXss[saga]
2015/11/15(日) 19:54:10.00 ID:6/l0AcUGO
勇者「ただいまー」

ハゲ「やっとか。デェブは昏睡状態だぞ」

ソラト「安心して、薬草を採ってきたの。打撲傷に結構効くと思うわ」
以下略



48: ◆LsZ4kFgXss
2015/11/16(月) 21:56:38.01 ID:jSmnUY55O
ソラト「これで良し……っと!」

勇者「随分ベタベタと塗るんだね。おい、鼻の穴までガッツリ塞いじゃってるじゃんか! 窒息するだろ!」ズボ

ソラト「薬を塗る際は鼻の穴までしっかりとあますとこなく。ソラト家では代々、そう伝えられてきたわ」
以下略



49: ◆LsZ4kFgXss
2015/11/17(火) 08:29:05.01 ID:7iSyYQx3O
とっぷり日が暮れ、西方から闇が忍び寄ってきた頃、デェブはやっと目を覚ました。
何がなんだか、まだ状況が掴めていない彼に、勇者は村長と闘ってからの流れをつぶさに話し、自分らが救った少女の紹介をした。
それから、顔全体に薬を塗られているからあまり動かないようにとも。

デェブ「なんてこった! これじゃあ食べ物を口にできないじゃないか!」
以下略



50: ◆LsZ4kFgXss[saga]
2015/11/17(火) 17:57:30.24 ID:7iSyYQx3O
騎馬の動きは予想以上に速かった。
躍動する逞しい筋肉。
飛び散る汗。
黒い土が霧の如く、宙へ巻き上げられる。
村人達は皆、恐ろしい馬の乗り手だ。
以下略



51: ◆LsZ4kFgXss[saga]
2015/11/17(火) 21:23:36.72 ID:7iSyYQx3O
先陣を切った三騎が射落とされたのを見て、残りの村人は浮き足立った。
いくら騎馬兵といえども、元は土いじりを本職とする農民である。
戦の経験はもちろん、剣をろくに振るったこともない。
そんな雑兵の寄せ集めなど、少し刺激を与えれば簡単に崩れ去るものだ。

以下略



52:名無しNIPPER
2015/11/17(火) 22:01:26.07 ID:EqP3g9dVO
面白いな


53: ◆LsZ4kFgXss
2015/11/17(火) 23:03:46.49 ID:KlkHoVDz0
勇者「少し聞きたいことがあるんだ」ニコニコ

ソラト「妙にニコニコしてるわね。気持ち悪いからあっち向いてて」ツン

ソラトの隠れ家がある裏山を抜けて、川沿いをしばらく駆けるとあぜ道に出た。
以下略



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