過去ログ - 姫「ボクの名は姫! 誇り高き勇者の血を受け継ぐ者!」
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/11/24(火) 18:52:09.89 ID:rXUt6fQL0
音楽の波に乗るように、舞姫は舞う。
奏でられる音に溶け込むようでありながら、存在感ははっきりあった。
小刻みなステップが軽い音を鳴らす。
細やかな動きは見た目以上に激しいはずなのに、舞姫の美しい顔には艶のある笑み。
以下略
52
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/11/24(火) 18:54:31.23 ID:rXUt6fQL0
話は一旦、半年前に遡る――
祖国から亡命してきた姫を、音楽の国の者は手厚く出迎えた。
以下略
53
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/11/24(火) 18:55:37.07 ID:rXUt6fQL0
やがて音楽は鳴り止み、舞姫も動きを止めた。
踊りが終わると同時、魔王に向かって頭を深々と下げる。
頭の 方から、ゆっくりパチパチと音が鳴った。
以下略
54
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/11/24(火) 18:58:11.23 ID:rXUt6fQL0
今日はここまで。
素材はいいけど洒落っ気ゼロの姫が、女を磨いたのが舞姫。
55
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/11/24(火) 19:05:37.83 ID:qwRTTXcAO
乙!
56
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/11/24(火) 19:30:30.98 ID:1NMQ+1hoo
半年って意外と早いな
57
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/11/25(水) 19:23:17.30 ID:GQVg3txd0
>舞姫の部屋
舞姫「まずは成功、だね」
以下略
58
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/11/25(水) 19:23:44.77 ID:GQVg3txd0
>晩、魔王の私室
〜♪
以下略
59
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/11/25(水) 19:24:12.54 ID:GQVg3txd0
ずっと拒絶していた『女らしさ』。それは武器にできるということを、舞姫は知っていた。
化粧を施した顔も、抜群のプロポーションを強調する衣装も、男の下心を引き出すには最適と知っていて――
舞姫(せいぜい油断しろ、エロジジイ)
以下略
60
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/11/25(水) 19:25:02.15 ID:GQVg3txd0
魔王子「父上、失礼します」
舞姫(『父上』…魔王子は魔王の息子だったんだ)
魔王「どうした魔王子」
以下略
61
:
◆WnJdwN8j0.
[saga]
2015/11/25(水) 19:25:36.24 ID:GQVg3txd0
舞姫「魔王子様、何か御用でしょうか?」
魔王子「一つ忠告しておく。父上に抱かれて取り入ろうというのは無駄だからな」
舞姫「…何のことでしょうか?」
以下略
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