過去ログ - 姫「ボクの名は姫! 誇り高き勇者の血を受け継ぐ者!」
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72: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/26(木) 19:15:24.90 ID:PbFu1K8w0
舞姫「魔王子…どういうつもりだろう」

チェロ弾き「魔王の言葉の通り、貴方を気に入ったのでしょう」

舞姫「……あ」
以下略



73: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/26(木) 19:15:55.01 ID:PbFu1K8w0
♪プッパラビラリ〜ン

魔王子「よし! 着実に上達しているぞ!」

舞姫「ま、魔王子様」ヒクヒク
以下略



74: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/26(木) 19:16:39.78 ID:PbFu1K8w0
魔王子「〜〜っ」

舞が終わっても余韻に浸ってか、魔王子は顔を真っ赤にして固まっていた。

チェロ弾き「魔王子様は舞姫様のことを気に入られましたか?」
以下略



75: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/26(木) 19:17:20.05 ID:PbFu1K8w0
魔王子「…勇者の国を偵察していた頃、何度か見たことがある。その程度だ」

流石に本当のことは言わなかった。なら、それはそれで良い。
舞姫は事前にチェロ弾きと打ち合わせていた台詞を言うことにした。

以下略



76: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/26(木) 19:17:55.43 ID:PbFu1K8w0
舞姫「さて。王子が地下にいるとわかったけど…」

チェロ弾き「どう救い出すか、ですね。魔王子も訪れぬ地下に行くには…」

舞姫「迷った、って言って忍び込むのは?」
以下略



77: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/26(木) 19:18:37.47 ID:PbFu1K8w0
翌日から舞姫による、怒涛の色仕掛けが続いた。


舞姫「魔王子様、私にも笛を貸して下さいませ♪」パクッ

以下略



78: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/26(木) 19:19:23.01 ID:PbFu1K8w0
舞姫(面白ええぇ、あのウブからかうの面白えぇ!!)

変な快感に目覚めた舞姫は、部屋で枕に顔を埋めながらほくそ笑んでいた。

舞姫(ボクなんかの色仕掛けで惑わされるなんて、まだまだだねー)
以下略



79: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/26(木) 19:20:31.78 ID:PbFu1K8w0
その日、広めの晩餐会会場で舞を披露した。
魔王の他にも魔王子、側室、それに何名かのお偉方が舞を見ていた。

緊張しながらも舞を終え、複数の拍手が鳴った。
舞姫の舞は、この城の者達にも評判が良い。そんな中…
以下略



80: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/26(木) 19:23:05.73 ID:PbFu1K8w0
魔王「おや、どうした魔王子?」

魔王子「魔王ともあろう方が何をしているんですか! 手を離して下さい、今すぐ!」

魔王「いつものことではないか」
以下略



81: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/26(木) 19:23:32.71 ID:PbFu1K8w0
魔王「お前もいい歳だ。我もそろそろ孫の顔が見たいのだが?」

魔王子「それは…」

魔王「お前が気に入っているように見えたので、舞姫を譲ってやろうかとも考えたが…我の気のせいだったか」
以下略



82: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/11/26(木) 19:23:58.34 ID:PbFu1K8w0
舞姫(これは…)

唐突な展開に、舞姫の頭は追いついていなかった。

魔王「どうだ舞姫」
以下略



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