252: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/20(水) 23:58:02.40 ID:h2Iwi95t0
しかし、船は軽く揺れただけで、それ以上のことは何も起こらない
最後に見た敵との距離からしても、直撃を受ければ自分たちの命はまず助からない距離のはずだ
253: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/20(水) 23:59:14.62 ID:h2Iwi95t0
「これは……どういうことだ?」
不意に艦長が言葉をもらす
254: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/21(木) 00:03:42.45 ID:BxWqrcEb0
「ああ、そうだな」
気づけば彼らに答えを返していた
255: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/21(木) 00:07:09.41 ID:BxWqrcEb0
ある意味で自分が指揮権を乗っ取り、戦いを強行したために、このような状況になったのかも知れない
だが、そんなことを悔いても仕方がないのは艦長も分かっているはずだ
256: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/21(木) 00:09:53.62 ID:BxWqrcEb0
「……そんな無謀な」
作戦の中身を聞いた艦長は明らかに落胆した顔をする
257: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/21(木) 00:19:57.62 ID:BxWqrcEb0
「……そうか」
そんな鬼気迫る様子に気落ちしたのか、そうとだけ言って、黙りこむ
258: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/21(木) 00:28:53.35 ID:BxWqrcEb0
「この艦の指揮を執っている君嶋だ」
「皆……良く聞いてくれ」
259: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/21(木) 00:36:17.52 ID:BxWqrcEb0
「これは最後の賭けだ」
「全員が全員協力してくれとは言わない」
260: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/21(木) 00:40:54.26 ID:BxWqrcEb0
後は時間との勝負であった
甲板の野田達は必死に敵の足止めをしているが、彼らの持っている弾薬も多くは無い
261: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/21(木) 00:45:41.97 ID:BxWqrcEb0
バキッ
鈍い音が船体に響き、大きな揺れが自分たちを襲う
262:名無しNIPPER[sage]
2016/01/21(木) 00:52:57.08 ID:zKUXLxYd0
おつ
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