488: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/05/01(日) 23:54:41.19 ID:amZw1Cmy0
「君嶋だ」
すぐさま受令機のボタンを押して応答する
489: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/05/02(月) 00:01:27.54 ID:w0GFhXIn0
簡潔な返答であったが、押し殺したような声から大久保の興奮が伝わってくる
それに釣られてこちらの胸も高鳴る
490: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/05/02(月) 00:08:59.87 ID:w0GFhXIn0
「本当にそうなのか?」
双眼鏡を目にして海を捜索し始めた仙田が口を開く
491: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/05/02(月) 00:09:36.61 ID:w0GFhXIn0
『後は届出を出していない漁船ですが……』
その可能性は限りなくゼロに近い、といった風に言葉を切る
492: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/05/02(月) 00:13:54.58 ID:w0GFhXIn0
一言ことわりを入れると、通信もそのままに仙田に駆け寄った
「ライトの光だ!」
493: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/05/02(月) 00:20:33.34 ID:w0GFhXIn0
「今すぐ逃げろ」
「……彼女はそう言ってる」
494: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/05/02(月) 00:21:55.07 ID:w0GFhXIn0
「大久保、今すぐ広域探索に切り替えろ」
『しかし……目標は』
495: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/05/02(月) 00:23:38.12 ID:w0GFhXIn0
「俺達の敵……深海棲艦だ」
その言葉は自然と口から出ていた
496: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/05/02(月) 00:25:57.20 ID:w0GFhXIn0
全速力で彼女の元まで向かっても、救出作業中に敵艦と遭遇するのは必至
敵の砲撃を喰らって共倒れすることも十分に考えられた
497: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/05/02(月) 00:29:35.73 ID:w0GFhXIn0
「ああ、今すぐ行く」
その『艦橋に戻ってこい』という合図に返事をして通信を切った
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