過去ログ - 吹雪「目覚めると、そこは如月ちゃんのパンツだった」
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834:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/08(水) 00:39:18.37 ID:/47IuhIwO
吹雪「(――でも、それだけだ。私は――見つかる可能性がある)」

祈るように霧の壁に隠れて移動していた。
太陽ももうじき地平の彼方。雲に隠れて光も弱い。

以下略



835:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/08(水) 00:40:11.37 ID:/47IuhIwO
――――光が消えていく海で

伊58「『吹雪! 見つかったでちか!?』」

水中から、焦りを伴った通信が艤装から聞こえた。
以下略



836:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/08(水) 00:41:20.10 ID:/47IuhIwO
幸い、向こうが把握しているのは自分だけ。
戦艦がこちらへと航路を変えるのが見えた――が。

吹雪「――なんだ、あれ。てんで、なっちゃいない」

以下略



837:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/08(水) 00:42:26.45 ID:/47IuhIwO
空母とレ級が飛ばした艦載機が空を埋めているのを見上げた。
急降下爆雷が、雨のように降ってくる。

その中に彼女は――脚部艤装を駆って飛び込み、踊るように走って――突貫した。

以下略



838:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/08(水) 00:43:07.49 ID:/47IuhIwO
伊58「イムヤ」

伊168「はいはい、任せて」

それだけ聞いて、目を閉じた。
以下略



839:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/08(水) 00:44:05.33 ID:/47IuhIwO
――――沈み行く夕日を背に

吹雪「……不気味だ」

回避運動をしながらの、感想。
以下略



840:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/08(水) 00:44:57.58 ID:/47IuhIwO
吹雪「っ……!!?」

だからこその、驚き。
殺意も無いのに、この練度――?

以下略



841:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/08(水) 00:45:56.34 ID:/47IuhIwO
吹雪「分かりやすい――食らえっ!」

波を切って最高速で前進し、両腿の魚雷管を構える。
近寄ってしまえば、後は乱戦で掻き回せばいい――と、魚雷を計六発。

以下略



842:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/08(水) 00:46:57.55 ID:/47IuhIwO
ヲ級「――――?」

白レ級「…………!」

触雷の水柱を横目に、彼女は追撃の連装砲を構えて――
以下略



843:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/08(水) 00:48:04.38 ID:/47IuhIwO
吹雪「なんだ、あれ……!」

白い敵艦の右目から、青い炎が噴き上がる。
ゆらりゆらりと、柔らかく穏やかで――しかし真っ直ぐな揺らぎ。

以下略



844:伊吹 ◆PUtVFMzDHY[saga]
2016/06/08(水) 00:49:30.03 ID:/47IuhIwO
伊58「あれはヤバいでちよ、吹雪!」

焦りを隠さない声。

伊58「何故かは知らないけれど、目からああやって火が出てる奴は決まって化け物みたいに強いでち――もう下がるでちよ!」
以下略



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