過去ログ - モバP「俺はまゆの望むことならなんだってするよ」
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1
:
◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/21(月) 23:19:10.83 ID:DGxOEFVd0
純愛モノ
地の文メイン
かなり長めになると予想
俺は佐久間まゆを愛している。
まゆ以外のものは何ひとつ見えていない、狂っているとまで罵られたこともあるくらいだ。
職業柄、様々な女と出会ってきたが、ここまで心を鷲掴みにされたのは初めてだった。
マンションの7階から見える景色は、星屑を溶かして流したみたいに光り輝いていて、引越したてでまだダンボールがのこるこの部屋もクリスマスツリーのように飾り付けられたみたいに感じた。
「まゆ、愛しているよ」
大切な、俺の胸で眠る大切な彼女にそっと呟いてみる。
夜の風にすっかり冷やされた彼女の体は、俺の体温を少しずつ奪っていく。
それさえも彼女との繋がりに思えて、愛しい。
彼女の左手の薬指のリングは夜景をいっぱいに吸い込んで煌めいていた。
この指輪も俺が渡したものだ。
ふと、あのときの笑顔を思い出してみる。
すると、思いのほか昔のことだということに気づいた。
今から俺たちは新しいスタートを切ろうとしている。
門出の前に、今までの思い出を振り返ってみることにした。
SSWiki :
ss.vip2ch.com
2
:
◆d0hZ1USyYNJW
[saga]
2016/03/21(月) 23:19:57.10 ID:DGxOEFVd0
彼女との始まりは俺があるアイドルの撮影に、プロデューサーとして同行したときだった。
そのアイドル、名前は思い出せないので仮にAとしよう、Aは撮影をそつなくこなしてしまい、俺はすることが無かったので、周りをぼんやりと見渡していると、俺の視線はある一点で止まった。
1人の少女が座っていた。
ただそれだけなのに強烈に意識を引き寄せられた。
以下略
3
:
◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/21(月) 23:24:32.43 ID:DGxOEFVd0
そうだ、アイドルにスカウトしよう。
そうして俺が彼女の担当になればそばにいれるじゃないか。
我ながら名案だと思った。
仕事を言い訳にすれば世間からの冷ややかな目を避けながら彼女のお近づきになれるというわけだ。
以下略
4
:
◆d0hZ1USyYNJW
[sage]
2016/03/21(月) 23:25:17.22 ID:DGxOEFVd0
まゆ「モバP…さん」
彼女は名刺と俺の顔を交互に眺めていた。
モバP「…アイドルに、なってみませんか?」
以下略
5
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/03/21(月) 23:26:28.63 ID:qcuTxI87O
まゆ死んでるなこりゃ
6
:
◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/21(月) 23:27:44.00 ID:DGxOEFVd0
モバP「…で、では、都合のいい日に名刺の電話番号に電話してください。資料をお渡ししたり、契約などの話をしますので」
まゆ「はい…ありがとうございます」
また笑うと彼女はこの場から去っていった。
以下略
7
:
◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/21(月) 23:28:52.13 ID:DGxOEFVd0
その後、なんとその日のうちに、彼女から電話がきた。
あまりにも早くて驚いたのを覚えている。
すぐに事務所に来るということだった。
(…残りの仕事が事務所内でできることでよかった)
以下略
8
:
◆d0hZ1USyYNJW
[sage]
2016/03/21(月) 23:30:00.89 ID:DGxOEFVd0
彼女は一時間もたたぬうちにやってきた。
あまりにも早い。
彼女の行動は常に俺の想像より早く行われるようだった。
モバP「ゴホン…では、ちひろさん、行ってきます」
以下略
9
:
◆d0hZ1USyYNJW
[sage]
2016/03/21(月) 23:31:16.46 ID:DGxOEFVd0
モバP「…おはようございます」
まゆ「あ、プロデューサーさん。おはようございます」
彼女はあのとき撮影で着ていた服と少し似ている薄いピンク色をメインとした服を着てきた。
以下略
10
:
◆d0hZ1USyYNJW
[sage]
2016/03/21(月) 23:31:54.42 ID:DGxOEFVd0
急ごしらえした一室に案内して、向かい合うソファーの一つに座らせた。
モバP「とりあえず今所属している事務所を辞めないと…」
まゆ「もう辞めました」
以下略
11
:
◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/21(月) 23:33:34.93 ID:DGxOEFVd0
まゆ「あ、あと私のことはまゆって呼んでください」
モバP「ま…まゆさん」
下の名前で呼ぶ。
以下略
12
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/03/21(月) 23:35:02.90 ID:u27lI5Pu0
期待
13
:
◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/21(月) 23:37:02.22 ID:DGxOEFVd0
その後は雑談を挟みながらアイドルの活動の説明や契約の内容、寮についてなどの説明をした。
彼女と会うのは今日が初めてで、そして2度目だというのに、驚くほどスムーズに口が回っていた。
まるで今まで仲良く遊んできた2人のように会話は途切れることはなかった。
モバP「いやぁ、今日スカウトしたばっかりでモデルやめて事務所に来るなんて…すごいね」
以下略
14
:
◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/21(月) 23:38:59.68 ID:DGxOEFVd0
ちひろ「いい子そうでしたね。まゆちゃん」
事務所で彼女のことを思い返しながら書類を纏めていると、後ろから声がかかった。
上機嫌に鼻歌まで歌っていたので、少し照れ臭くなりながら答えた。
以下略
15
:
◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/21(月) 23:39:41.25 ID:DGxOEFVd0
ちひろ「ふふ、手出さないでくださいね」
用心深いのは結構だが、彼女に嫌われるようなことは絶対にしない。
(そもそも手を出そうにも、彼女のような子が俺なんかに振り向いてくれるのだろうか)
以下略
16
:
◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/21(月) 23:40:12.65 ID:DGxOEFVd0
整理整頓は得意ではないが、あの子に少しでも自分を良く見せたいので片付けることにした。
どの書類がどの場所にあるかも覚えているので、正直このままでも良かったのだが。
手に取った書類を眺めると、ふと、これから毎日のように彼女の笑顔を見ることができるんだ、と思い自然と笑みがこぼれた。
以下略
17
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/03/22(火) 01:45:48.99 ID:fu/I6MjNO
モバつけてるカス
18
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/03/22(火) 02:32:50.86 ID:0HkhWpdDo
乙です
19
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/03/22(火) 22:00:33.04 ID:bNxoEikz0
そろそろ続きを
20
:
◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/22(火) 23:17:35.25 ID:ntAGuIFS0
スカウトしたあの日から1ヶ月はたっただろうか。
寮への引越しなどを済ませて、佐久間まゆはうちの事務所の一人として本格的な活動を始めようとしていた。
とはいえ、レッスンを始めた程度でまだ大した仕事はさせないが。
以下略
21
:
◆d0hZ1USyYNJW
2016/03/22(火) 23:31:45.03 ID:ntAGuIFS0
壁にかかる時計をちらりと見た。
時間は少しだがまだあったので、ここで彼女との距離を縮めようと思い、幾つか質問を投げかけてみることにした。
モバP「そういえば…寮での一人暮らしも始まったわけだけど、怖かったりしないの?」
以下略
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