過去ログ - 【モバマスSS】つめきり
1- 20
5: ◆yz988L0kIg[saga]
2016/04/17(日) 20:39:12.71 ID:jEsO6OsCO
「雪美も爪伸びてるなぁ」

「……ほんと……私も……切る………」

「切ってやるよ」
以下略



6: ◆yz988L0kIg[saga]
2016/04/17(日) 21:11:31.46 ID:jEsO6OsCO
パチン

パチン

黒い爪切りが、白い爪をキレイに切り取る。
以下略



7: ◆yz988L0kIg[saga]
2016/04/17(日) 21:44:44.80 ID:jEsO6OsCO
パチン

パチン

爪切りの音だけが響く。
以下略



8: ◆yz988L0kIg[saga]
2016/04/17(日) 21:57:11.60 ID:jEsO6OsCO
「もうちょっとだけこうしてようか」

勝ち誇ったように言う。

「うん…」
以下略



9: ◆yz988L0kIg[saga]
2016/04/17(日) 22:01:35.03 ID:jEsO6OsCO
――――――――――

雪美がプロデューサーに爪を切ってもらって以来、彼女は暇を見つけては彼にそうしてもらっていた。

彼女にとって爪は、今となっては彼と一緒に居るための切符のようなものになった。
以下略



10: ◆yz988L0kIg[saga]
2016/04/17(日) 22:37:28.16 ID:jEsO6OsCO
「あっ、そうだ雪美。 来週から俺出張だから良い子に留守番しててね」

「えっ……?」

青天の霹靂に彼女は膝の上で小さくはねた。
以下略



11: ◆yz988L0kIg[saga]
2016/04/17(日) 22:40:39.15 ID:jEsO6OsCO
「……モバP……爪………伸びてる……」

「そうか? まぁ確かにちょっと伸びてるかも」

「今度は……私が……」
以下略



12: ◆yz988L0kIg[saga]
2016/04/17(日) 22:41:18.64 ID:jEsO6OsCO
――――――――――

プロデューサーが出張にいってしまい、どんよりとした空はのように雪美は憂鬱だった。

来る月曜日のため、事務所の一室で他のキッズアイドル達と宿題と格闘していた。
以下略



13: ◆yz988L0kIg[saga]
2016/04/17(日) 22:42:19.28 ID:jEsO6OsCO
――――――――――

プロデューサーが帰ってくる金曜日、学校が終わると共に雪美は急ぎ気味に事務所へ向かった。

未だ雲が詰切っている空とは裏腹に、彼女の心は軽やかであった。
以下略



14: ◆yz988L0kIg[saga]
2016/04/17(日) 22:43:28.97 ID:jEsO6OsCO
普段宿題に使っている部屋に入ると、誰もいなかった。

壁にかけてあるホワイトボードに目をやると、プロデューサーの欄にあった忌々しい矢印が伸びていた。

「今日……レッスン……お休み……ね……」
以下略



15: ◆yz988L0kIg[saga]
2016/04/17(日) 22:44:34.71 ID:jEsO6OsCO
「あのね、雪美ちゃん」

「何……?」

「私の爪、見て」
以下略



16: ◆yz988L0kIg[saga]
2016/04/17(日) 22:45:05.97 ID:jEsO6OsCO
「雪美ちゃん、モバPさんから電話ですよ」

ちひろがまるで自分のことのように嬉しそうな顔をして雪美に伝えにきた。

「……わかった……」
以下略



17: ◆yz988L0kIg[saga]
2016/04/17(日) 22:45:48.21 ID:jEsO6OsCO
「今度は……約束……破らないで……お願い……」

「大丈夫、実はもう仕事はあらかた終わってるから」

「そう……」
以下略



18: ◆yz988L0kIg[saga]
2016/04/17(日) 22:46:17.27 ID:jEsO6OsCO
――――――――――

パチン

パチン
以下略



19: ◆yz988L0kIg[saga]
2016/04/17(日) 22:47:01.45 ID:jEsO6OsCO
「ペロも……爪……伸びてる……私と……同じ……」

パチン

パチン
以下略



20: ◆yz988L0kIg[saga]
2016/04/17(日) 22:47:35.04 ID:jEsO6OsCO
――――――――――

すっかり晴れた土曜日。

東京での収録を終えた京都アイドル御一行はホテルで眠りについた。
以下略



21: ◆yz988L0kIg[saga]
2016/04/17(日) 22:48:09.38 ID:jEsO6OsCO
「おはよう」

そこには、北海道にいるはずだったモバPが立っていた。

「えっ……?」
以下略



22: ◆yz988L0kIg[saga]
2016/04/17(日) 22:50:21.69 ID:jEsO6OsCO
それから数分、一通り部屋がざわついてからドアが開いた。

身支度を終えた4人が顔を出す。

「朝から寝こみを襲うなんて、モバPさんも好きだよね」
以下略



23: ◆yz988L0kIg[saga]
2016/04/17(日) 22:53:36.21 ID:jEsO6OsCO
以上です。
今回のSR[紺青のゆらめき]佐城雪美につながるように書いてみました。
佐城雪美に一票よろしくお願い致します!

茄子作です。
以下略



24:名無しNIPPER[sage]
2016/04/17(日) 23:03:34.70 ID:lgsR/tcn0
優しい雰囲気が良い感じでした



25:名無しNIPPER[sage]
2016/04/18(月) 08:59:49.08 ID:2VHf4csQO
おつおつ


25Res/18.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice