過去ログ - 八幡「バック・トゥ・ザ・フューチャー?」
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32: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/05/22(日) 22:09:59.16 ID:ZGeaKk6G0
娘「えっ!? ……いやいや、まさか――」

陽乃「嘘だと思うなら、自分の写真を見てみなよ」

 そう言われて、私は慌てて自分のタブレットを起動して家族写真を開きます。すると、そこにあったはずの自分の頭が消えかかっていました。
以下略



33: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/05/22(日) 22:11:41.20 ID:ZGeaKk6G0
陽乃「あくまでも推測だけどね。娘ちゃんは過去という時空にいるからまだ体を保っているんだと考えられるんだ」

陽乃「写真のように消えている未来に戻ってくると、写真の通りの現象が起きるかもしれない」

娘「そんな……。自分でも存在感の薄さは自覚してたけど、まさか存在が無くなる日が来るなんて……」
以下略



34:名無しNIPPER[sage]
2016/05/22(日) 22:12:19.85 ID:SlzaFRpqO
1.21ジゴワットじゃないのか


35: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/05/22(日) 22:12:21.10 ID:ZGeaKk6G0
 問題点があるとすれば――

娘「ちなみに私って、今日はどこで寝ましょう……?」

陽乃「たしかトランクに屈光カーテンが入ってたはずだから、それでデロリアンを隠して中で寝ればいいよ」
以下略



36: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/05/22(日) 22:12:59.68 ID:ZGeaKk6G0
――翌朝。比企谷家

 気づけば、部屋の中が陽の光りで照らされていた。のそりとベッドから起き上がる。
 結局、昨夜はあの子のことを考えていたら目がさえてしまって、眠ることができなかった。

以下略



37: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/05/22(日) 22:13:36.57 ID:ZGeaKk6G0
 顔を洗い、着替えを済ましてテーブルに着くと、妹が首をひねってこちらをうかがってくる。

八幡「どうした?」

小町「いや、なんかお兄ちゃんの顔がキモいなぁって。なんかあった?」
以下略



38:名無しNIPPER[sage]
2016/05/22(日) 22:14:59.53 ID:XGTcrzLQO
29年後ってことは陽乃さんはアラフィ…


39: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/05/22(日) 22:15:05.59 ID:ZGeaKk6G0
 最近の妹は受験期で語彙が増えたのか、俺の罵倒もバリエーションが多彩となっている。
 いやね、妹とは気のおけない仲であることは自覚しているが、少しは置いてみよう?
 なんなら俺が距離を置こう。いや、たぶんこれ以上置いたら家から飛び出るな、俺。

小町「で、お兄ちゃんなにかあったの?」
以下略



40: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/05/22(日) 22:16:33.83 ID:ZGeaKk6G0
小町「……はぁ。それで、どうして好きになったの?」

八幡「まあ昨日、訳あってあの子を背負うことになったわけなんだが、なんというか母性本能というか父性本能が働いてな。ずっと守っていたいという気持ちが沸々と湧き上がってきたんだ」

小町「えー、そんだけ? お兄ちゃん女子とのふれあいが少ないから、また誤解してるだけじゃないの?」
以下略



41: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/05/22(日) 22:17:20.78 ID:ZGeaKk6G0
 とりあえずまた警察にかけようとしている小町をなだめていると、あっという間に登校時間になってしまった。

 家を出る前に小町から、「お兄ちゃんがあの子と付き合うなら、もう一生お兄ちゃんとは口をきいてあげないから。なんなら家出するまであるから、大志くんちに」
 などという超ド級の発言をいただき、現在究極の二択に頭を悩ませている。
 とりあえず打てる手段として、大志が肥やしの山に突っ込む呪いはかけておいた。
以下略



42: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/05/22(日) 22:18:06.84 ID:ZGeaKk6G0
八幡「お、うす」

結衣「あ、うん。じゃなくて今、あたしのこと名前で呼んだ……?」

八幡「いや、わるい。ちょっと考えごとしてたらつい」
以下略



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