過去ログ - 楓「命短しススメよ乙女」
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93:名無しNIPPER[saga]
2016/06/01(水) 00:44:51.98 ID:49W9hqJ1o
飛鳥は手を動かすのを止め、初めて蘭子をまじまじと見つめた。
美優は慌てて翻訳しようとしたが、今回は少し難解であった。
なんとなく無礼なことを言ったような気がしたので、謝ろうとした瞬間、

飛鳥「……へえ。キミのセカイにはそんな風に共鳴したのか」
以下略



94:名無しNIPPER[saga]
2016/06/01(水) 00:45:41.60 ID:49W9hqJ1o
楓「……おかえりなさい。楽しかった?」

蘭子「うん!飛鳥先生、すっごくかっこよかった!」

蘭子はこれ以上ないくらい満足気であった。興奮未だ冷めやらず、といった様子である。
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95:名無しNIPPER[saga]
2016/06/01(水) 00:46:14.93 ID:49W9hqJ1o
買い物はほとんど美優が行きたいような場所へ行くことになった。
蘭子とショッピングができると張り切っているのだ。あるいは美優が一番楽しんでいるのかもしれない。
そして服を選んだり試着しながら、蘭子もまた嬉しそうに笑ったりするのだった。
楓は蘭子の体力を気遣いながら、傍観者のように2人についていくだけだった。

以下略



96:名無しNIPPER[saga]
2016/06/01(水) 00:46:50.38 ID:49W9hqJ1o
何を話したらいいのか分からなかったので、美波はふと思ったことを口にした。

美波「ご結婚なされていたんですね」

美優は噴き出しそうになった。
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97:名無しNIPPER[saga]
2016/06/01(水) 00:47:27.68 ID:49W9hqJ1o
美波「話には聞いたことありましたけど、実物を見るのは初めてです……!」

そう言ってまじまじと蘭子を観察するので、蘭子は恥ずかしがって美優の影に隠れようとした。
そういえば、蘭子をドールだと紹介するのはこれが初めてかもしれないと楓も美優も思った。
美優はなんとなく、蘭子の正体をドールと明かすのは危険ではないかと考えたが、具体的にどういう問題があるのか思いつかなかったので、この場は流れに任せることにした。
以下略



98:名無しNIPPER[saga]
2016/06/01(水) 00:48:16.12 ID:49W9hqJ1o
そんな話をしていると、ちょうどその相方らしき人物が現れた。
腕に洋服が何枚か掛けられている。買い物途中のようである。

「ミナミ……?」

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99:名無しNIPPER[saga]
2016/06/01(水) 00:48:48.77 ID:49W9hqJ1o
楓「お二人ともお似合いですよね。ご結婚されてるんですか?」

楓のこれは冗談というか、先ほどのお返しのつもりだった。

美波「はい。去年、籍に入りました」
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100:名無しNIPPER[saga]
2016/06/01(水) 00:49:47.48 ID:49W9hqJ1o
楓「なんですか、その目は。そりゃあ面接で合格させたのは私ですから、受かるのは当然だと思ってましたよ? ただ、内定をあげるかどうかは私でなく上が判断するので……」

美優は、言われてみれば、と思ったが、それでも面接を担当したのだから内定者くらい把握していてもいいだろう。

美優「すみません、こんな適当な人ですが……」
以下略



101:名無しNIPPER[saga]
2016/06/01(水) 00:51:14.32 ID:49W9hqJ1o
楓「私は、美優さんの事を心から愛してるんですけどねえ」

蘭子「みゆさんは?」

美優「ばっ、ばっ、バカな事い、言わないでくださいっ。どうせまた適当なこと言ってっ」
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102:名無しNIPPER[saga]
2016/06/01(水) 01:28:21.32 ID:49W9hqJ1o

◇ ◇ ◇

それから数週間後、今度は遊園地に遊びに行った。
また別の日には温泉旅行に行った。
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