951:名無しNIPPER[saga]
2017/11/28(火) 01:18:40.43 ID:OSRTiBSYo
◆
「残念ね」と声がする。
952:名無しNIPPER[saga]
2017/11/28(火) 01:19:18.80 ID:OSRTiBSYo
◆
「ケイくんは……灯台みたいだね」
953: ◆1t9LRTPWKRYF[saga]
2017/11/28(火) 01:19:46.48 ID:OSRTiBSYo
つづく
954:名無しNIPPER[sage]
2017/11/28(火) 08:23:39.07 ID:ZWKZlzLV0
おつです
955:名無しNIPPER[saga]
2017/12/06(水) 01:28:15.19 ID:IzyndCNto
◇[Nightingale]
僕はそれを眺めている。
956:名無しNIPPER[saga]
2017/12/06(水) 01:29:31.72 ID:IzyndCNto
不意に、僕は光のない真っ暗な場所に立っている自分を発見した。
光源なんてひとつもないのに、自分の体だけが確かに見える。ほのかに光っているみたいに思えた。
957:名無しNIPPER[saga]
2017/12/06(水) 01:29:57.74 ID:IzyndCNto
僕はここに至るまでの道筋を思い出そうとする。
始まり。すみれに誘われて黒いドラッグスターに乗って街を駆け抜けたときのこと。
碓氷遼一と生見小夜の姿を見たあのときのこと。
958:名無しNIPPER[saga]
2017/12/06(水) 01:30:36.08 ID:IzyndCNto
ミラーハウスの鏡が砕けていく、そんなイメージが流れ込んでくる。
鏡の破片のひとつひとつに、僕が出会った人々の顔があった。
愛奈、穂海、すみれ、あさひ、ざくろ、沢村、碓氷遼一、名前も知らない誰か。
959:名無しNIPPER[saga]
2017/12/06(水) 01:31:28.07 ID:IzyndCNto
ふとした瞬間まばたきをして、目を開けたら、僕の目に飛び込んできたのは、ひとつの扉だった。
どうして突然、目が覚めるように体の感覚を取り戻したのか、
思考が正常さを取り戻したのか、そんなことは僕には分からない。
960:名無しNIPPER[saga]
2017/12/06(水) 01:32:26.73 ID:IzyndCNto
◇
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