過去ログ - 北上「離さない」
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241: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/06(火) 01:23:12.82 ID:0cI4rqiK0

入り口に専用ストレッチャーを合わせ、中にあるそれはローラーの上を、まるで物のように引っ張り出される。
最終的に彼女の前には、3つの、黒い大きな布。
それは丁度人一人入れそうな、ジッパーの付いた袋だった。

以下略



242: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/06(火) 01:24:23.84 ID:0cI4rqiK0



“姉ちゃーん、俺んとこ優勝したよー!へへっ、頑張った甲斐があったなー!
姉ちゃんの弁当のお陰かなー、ありがとな!”
以下略



243: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/06(火) 01:26:58.53 ID:0cI4rqiK0



「ありがとうございましたー。」

以下略



244: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/06(火) 01:29:26.41 ID:0cI4rqiK0



「あー、快調ですね…。」
「でしょー?何年ベスパ乗ってたと思ってんのさー。」
以下略



245: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/06(火) 01:31:40.36 ID:0cI4rqiK0


「はーい、おーらーいおーらーい、はいストップー。」
「はー…やっと入ったよー…。」

以下略



246: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/06(火) 01:33:09.15 ID:0cI4rqiK0


「ふかふかだねー。んー、でもやっぱ低反発かな。よし、きーめた!」
「デカイの選びましたねまた。」
「睡眠は重要だよー。アタシも何もない休みは、とにかく寝るし。
以下略



247: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/06(火) 01:34:36.43 ID:0cI4rqiK0

車は駅前のメインストリートを通り、商店街はクリスマスムードの装飾がちらほら見える。
もうそんな季節か、と一年の早さを感じつつ、彼は窓からその景色を眺めていた。

そして街外れに出ると、車はとある大きな公園に停まった。
以下略



248: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/06(火) 01:36:18.30 ID:0cI4rqiK0


数分後。とうとう完全に夜になり、二人は駐車場へ歩を進めていた。

平日の今日、本格的にイルミネーション目当てのカップルが集まってくるのは19時過ぎ。
以下略



249: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/06(火) 01:38:07.52 ID:0cI4rqiK0

「いやー、人枕はぬくいねー。」
「俺は重いですー。目え覚めてきてません?」


以下略



250: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/06(火) 01:40:00.64 ID:0cI4rqiK0

彼女は若干イラつきながら携帯を手に取り、誰かもろくに見ずに電話に出た。
そのままもしもし?と無愛想に電話に出ると。

数秒後、彼女は真っ青な顔を浮かべていた。
以下略



251: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/09/06(火) 01:43:41.07 ID:0cI4rqiK0


「北上さーん……私言いましたよね?初運転は免許持ちがいないと危ないから、私が上がるまで待て、って……。
私ね、今日早めに終わるよう、一生懸命仕事片付けたんですよー…それで駐車場来たら、車ないですし…ふふふ、初ドライブはどうでした?どっかぶつけてませんよね?」
「あはは…ご、ごめん、その、舞い上がっちゃってついさ……。」
以下略



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