90: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/18(月) 05:02:00.44 ID:7pBs7sNMO
“暇だねー…やっと37.3℃か。はーあ。”
医務官の指示により、最低3日は安静にとの通知を受けた彼女は、今は自室にて大人しく過ごしていた。
91: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/18(月) 05:04:11.91 ID:7pBs7sNMO
“あんにゃろー。さては寝ちゃったかー?”
北上が積極的にこのブラインドを開けないのには、理由がある。
92: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/18(月) 05:06:18.23 ID:7pBs7sNMO
“そっか、部屋まで来ちゃったんだ…アタシでさえまだなのに。”
さすがに彼の自室を訪ねるのには、立場もあってか未だに気が引けていた。
93: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/18(月) 05:08:42.65 ID:7pBs7sNMO
“へー…そっかー。夕張ちゃん、やっぱりそうなんだー……。だからアタシ、あんなに…。
ふふー…気付いちゃったなー、気付いちゃったよー。あの子はアタシと…。
…でも、あげないから。”
94: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/18(月) 05:11:00.81 ID:7pBs7sNMO
『どうしました?』
「んー、ちょっと人の声聞きたくて。さすがに暇なんだよねー。
ねえねえ、ところで夕張ちゃんの話マジなの?」
95:名無しNIPPER[sage]
2016/07/18(月) 05:52:34.67 ID:yRMCxUMgO
ゾクゾクワクワクする
96: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/20(水) 07:06:03.91 ID:MhS5mzTTO
投下します
97: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/20(水) 07:06:56.79 ID:MhS5mzTTO
「すげぇ匂いとハエだ…俺らが入れるようになってこれか…。」
「まだ見つかってない遺体が多いらしいな…いや、正確には一部が、か。」
高2の頃、深海棲艦の襲撃事件の1ヶ月後。
98: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/20(水) 07:08:30.56 ID:MhS5mzTTO
「リーダー、これって…。」
「……もう見るな。見ちまえば情が移り、手が止まる。
俺たちが今やるべき事は、この道を空ける事だ。
被害者のためにこそ、今は情を捨てて集中しよう。」
99: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/20(水) 07:09:25.83 ID:MhS5mzTTO
「岩代……?」
644Res/552.40 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。