26:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:52:28.92 ID:9Y3+pWvQo
P(……晶葉のいない開発は想定以上に難航した。設備もない。材料調達の宛てもない。時間もない)
P(また二十年かかるかもしれない。しかし設計図は頭の中にある。必ずやり遂げてやる)
P(あれ以来晶葉はほんの少しだけ態度が変わった。他の人間にはわからないぐらい僅かな差だ)
27:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:52:56.30 ID:9Y3+pWvQo
P「ふぅ……。これで今日の仕事は終わりか」
P「ちひろさんは先に帰宅しているから俺も戸締りして、帰るかな」
P「最近あっちの開発もあって、睡眠時間が足らない気がするな」
28:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:53:31.36 ID:9Y3+pWvQo
晶葉(Pが死んだ)
晶葉(朝、出社したちひろがデスクの下で冷たくなっているのを発見したそうだ)
晶葉(死因はエナドリの過剰摂取ではないかと言われている)
29:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:53:58.14 ID:9Y3+pWvQo
晶葉(Pが死にみんな変わってしまった)
晶葉(一番変わったのは桃華だ)
晶葉(Pが死んですぐに事務所はなくなった。というよりも潰された)
30:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:54:24.98 ID:9Y3+pWvQo
晶葉(その連絡が入ったのはPの葬儀が終わってから、まだ日の浅い頃のことだ)
晶葉(Pの両親から頼まれて荷物整理をしていた櫻井家の人間が奇妙なものを部屋で見つけたから
見て欲しいと言う)
31:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:54:51.96 ID:9Y3+pWvQo
P「もしもし、晶葉か。おはよう。頼みがあるのだがいいか?」
晶葉「……いや、待て」
P「ああ、もしかして寝ていたか」
32:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:55:24.78 ID:9Y3+pWvQo
晶葉「やっとまとまった時間が取れたな」
P「ああ、コーヒーでも飲むか?」
晶葉「いや、遠慮しておこう。さてと、タイムマシンの開発だな?」
33:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:55:52.43 ID:9Y3+pWvQo
P「仕返しか……。とは言われても今の俺は特に被害を受けたわけじゃないからな。
それにあれだ。あのタイムマシンを使ったのだろう? ならばそれをお仕置きとしようじゃないか」
晶葉「使用した時に驚いたぞ。まさか未完成だったとはな」
34:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:56:25.75 ID:9Y3+pWvQo
晶葉「そういうわけで完成したぞ」
P「まさか半年で作れるとは」
晶葉「アイドルの仕事も少なめにしたりして時間は作ったからな。
35:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:56:52.92 ID:9Y3+pWvQo
晶葉「……君は呪われてしまったな」
P「なにがだ?」
晶葉「いつか君が雪美を生存へと導ける世界を作り出せたとしたらもうタイムマシンを使うことは
36:名無しNIPPER[sage]
2016/07/14(木) 21:57:19.34 ID:9Y3+pWvQo
こうして俺の果てのない旅は始まった。
一日前に戻った俺は手当たり次第に自分の知る歴史を変えていった。
幸いにもこの装置は一秒ずつ戻ってくれる。過去に何をやったかを再体験することが出来たので
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