過去ログ - 海辺の町と赤く染められた国
1- 20
153: ◆sfGsB21laoBG[sage]
2016/08/09(火) 20:20:29.28 ID:Hr1jCc1H0
「なら話が早え…」

そう言ってモーレイは舌舐めずりをしながら笑った。

「おそらく…既にお前の獲物も到着している…そのご落胤の場所に」
以下略



154: ◆sfGsB21laoBG[sage]
2016/08/09(火) 20:21:33.73 ID:Hr1jCc1H0
太陽の光が山の端に消え去ると辺りは群青色と赤紫のコントラストを描き始めた。

「…何だったんでしょうか?あの人…」

そうナオが呟いたのは私達が尾行を巻いて小屋のある山に戻ってきた時の事だった。
以下略



155: ◆sfGsB21laoBG[sage]
2016/08/09(火) 20:22:58.17 ID:Hr1jCc1H0
「君に危険が及ぶかもしれない…」
「いえ、そう言うつもりで聞いたんじゃ無い…」
「いや、しかし」
「大丈夫です!私の心配は…」
「だが…」
以下略



156: ◆sfGsB21laoBG[sage]
2016/08/09(火) 20:23:59.47 ID:Hr1jCc1H0
外はすっかり夕闇が顔を出していた。
仄かに西の空が赤紫の色に染まっているだけで後は星空が見えている。
昼間のオレンジ、若しくは赤い世界に関わらず星空は出るらしい。
私は水溜めの大きな湖を見ながらそれに沿って東側に歩いて行く。
そこには井戸がある。
以下略



157: ◆sfGsB21laoBG[sage]
2016/08/09(火) 20:25:09.68 ID:Hr1jCc1H0
その表面には何かの紋章が付いているのが分かった。
イルカの紋章だ。

イルカ…?

以下略



158: ◆sfGsB21laoBG[sage]
2016/08/09(火) 20:26:33.70 ID:Hr1jCc1H0
とりあえず第二章は終わりです
少し疲れたので一旦ここできります
乙です


159:名無しNIPPER[sage]
2016/08/10(水) 01:47:18.25 ID:Ze0QKhQr0



160:1 ◆sfGsB21laoBG
2016/08/11(木) 17:47:26.75 ID:Yv50vCTj0
続きを書き込みます


161:1 ◆sfGsB21laoBG
2016/08/11(木) 17:48:25.36 ID:Yv50vCTj0
第三章
海沿いの町 DAY2


162:1 ◆sfGsB21laoBG
2016/08/11(木) 17:50:40.25 ID:Yv50vCTj0
僕が奇妙な夢から目を覚ましたのは真夜中だった。

客間の布団で眠っていた僕は周りを見回す。
縁側には網戸だけが閉められており、外からリーン、リーンと鳴く虫の鳴き声が聞こえて来た。
布団から起き上がり縁側に立つと外からの月光が降り注いでいる。
以下略



204Res/130.28 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice