過去ログ - 男「ここにいたんだ」
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117:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 21:37:32.37 ID:D33bbYIF0

 他に知り合いがいないか考えて、自分の友達の少なさに愕然とする。
 ほとんど同級生の知り合いなんていないな。

 先輩や後輩なら、まだ……
以下略



118:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 21:41:13.42 ID:D33bbYIF0

「緊急事態」

 ねえちゃんは口を開いた。

以下略



119:名無しNIPPER
2016/08/20(土) 21:44:28.52 ID:D33bbYIF0
「なんでウチの駅で降りたの? もう何駅かいけば、街中に出るのに……」

 確かに、ここから電車で一時間ちょっと揺られれば、地方都市の街中に出る。
 そこまで行けば、高い建物もあるし、歩き回っても畑なんて見当たらない。

以下略



120:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 21:52:03.06 ID:D33bbYIF0

 他のサッカー部と同じように、ランニングをしてきたのか、少し汗をかいている。

 ……の、少し離れた後ろに、女の子が一人。

以下略



121:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 21:54:43.97 ID:D33bbYIF0
 ねえちゃんはぐりぐりと麦わら帽子を撫でた。

 その後、ねえちゃんは、女の子の親に連絡を入れて、家へと帰った。
 とりあえずは見つかってよかった。

以下略



122:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 21:57:45.31 ID:D33bbYIF0
 肩まで伸びた髪をなびかせながら、こちらに歩み寄ってくる。

 ……あれ? どうしてこなたは見つかったことを知ってるんだろう?
 さっきあの場にいたっけ?

以下略



123:名無しNIPPER
2016/08/20(土) 21:59:26.70 ID:D33bbYIF0
 こなたと話していると、ずいぶん古い友人と話しているような気分になる。俺、いつからこなたと知り合いなんだっけ。

 出会ったときのことは覚えているけど、どういう状況だっだか、細かく聞かれると、ふわふわとしていることに気付く。

「では、またいつかー」
以下略



124:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 22:02:41.12 ID:D33bbYIF0
 夕方頃、夕飯の用意をしていないことに気づく。

 リビングのテレビは、主婦向けの通販番組を垂れ流していた。ウォーターサーバー。
 なんとこれ、冷水、熱湯に加えて、常温のお水も出るんですよ! と男性が紹介している。
 それなら水道水でいいじゃん。
以下略



125:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 22:07:57.23 ID:D33bbYIF0
 そういえば、課題、やならいと。読書感想文とか、放っておくと後々面倒になる。

 と、玄関から話し声。

 母が早く帰ったのと思い、おかえりーと声をかける。
以下略



126:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 22:08:46.69 ID:D33bbYIF0
つづく。


127:名無しNIPPER[saga]
2016/08/21(日) 20:04:24.67 ID:Rgdwxjz5O
 翌朝、起きてからリビングに行くと、まだ五時半だった。

 はええ。老人かよ。

 でも、外では昼と変わらないくらい、セミが大声で鳴いていた。
以下略



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