429:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 04:40:56.19 ID:0t1AvvZr0
凛(何で?)
力任せにまた剣を振るう。
だけど防がれる。
430:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 04:42:05.65 ID:0t1AvvZr0
凛(……私の攻撃は当たらない、だけどアイツの攻撃は当てられる)
凛(それなら、どうやってアイツが行動しているのか見てやる)
凛(そして……真似してやる!)
431:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 04:42:47.03 ID:0t1AvvZr0
距離が少し空き、私はもう一度剣を構える。
アイツの動きは見ることが出来た。
だけど、あの動きを真似る事が出来るのか。
432:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 04:43:18.57 ID:0t1AvvZr0
凛「ふっ……ふぅっ……ふぅっ……」
次で終わり。
アイツの攻撃を受けた時点で、私の体は切り裂かれるか、骨を折られ行動不能になるだろう。
433:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 04:44:18.13 ID:0t1AvvZr0
凛(あぁ……)
凛(これでお終いかぁ……)
槍が近づいてくる。
434:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 04:45:05.98 ID:0t1AvvZr0
凛(……あれ?)
違和感を感じた。
目の前にはアイツの鎧。
435:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 04:45:36.87 ID:0t1AvvZr0
「ゴフッ……グフッ、グフッ、フッフッフッ……」
笑っている。血を吐きながらも笑っている。
アイツは立ち上がり、胸に刺さった剣を抜いて私に投げてきた。
436:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 04:46:18.36 ID:0t1AvvZr0
コイツの刃は私の顔を切り裂く。
右半分が真っ暗になった。多分目ごとえぐられた。
でも、残りの左半分の視界で見える、私の剣がコイツの顔に食い込んでいる。
437:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 04:47:04.55 ID:0t1AvvZr0
ピーーーーーーー。
……コイツの左腕についている機械のようなものから電子音が聞えてきた。
凛「……どうしたの? さっさとやりなよ……」
438:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 04:47:57.60 ID:0t1AvvZr0
凛「……勝った」
勝てた。そう意識して湧き上がってくる気持ち。
凛「勝った」
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