937:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:02:40.39 ID:N9bfIXvc0
 少し時間は遡り、玄野達は上空から降ってくる隕石と見まごう程の巨岩を対処すべく動いていた。 
  
 玄野「全員逃げろォ!! 潰されるぞッ!!」 
  
 その声で今回の新人4人は何かが起きている事に気がつく。 
938:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:04:05.25 ID:N9bfIXvc0
 その子供の声を聞き、風は両腕を上げ、落下してきた巨岩の表面に手を沿え、 
  
 全てを押しつぶす、破壊の巨岩を受け止めた。 
  
 風「ヌゥゥウウウ……おおおおおォォォおおおァァァァァァァッッッ!!!!」 
939:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:04:52.34 ID:N9bfIXvc0
 玄野「うッそだろ……」 
  
 武田「し、信じられないな……」 
  
 桜井「すッげ……」 
940:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:05:53.53 ID:N9bfIXvc0
 玄野「レイカさんはその子供を保護してやッてくれ! 戦えるヤツ全員であのゴーレムをぶッ壊すぞ!!」 
  
 レイカ「!! うん……わかッた……」 
  
 レイカは風から子供を引き離して子供を抱きかかえるが、子供は激しく暴れだす。 
941:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:07:11.48 ID:N9bfIXvc0
 玄野は巨大な岩人間と相対し、攻撃を始めている。 
  
 玄野は剣を伸ばし、鈴木と坂田と桜井はショットガンタイプの銃で狙いを定め、余裕な表情で玄野達を見下ろしている岩人間へ一斉に攻撃した。 
  
 だが、 
942:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:08:13.19 ID:N9bfIXvc0
 そうやっているうちにも、岩人間が近づいてくる。 
  
 今まで攻撃という攻撃は落下してきて押しつぶす攻撃のみだった岩人間が始めて数メートルはあろうかという腕を振りかぶって殴る体制に移行した。 
  
 玄野「ッ! 来るぞ!!」 
943:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:08:49.14 ID:N9bfIXvc0
 岩人間はたまらずに大きな腕を首筋に押さえつけるように、風を叩き潰すように動かし、風は一旦岩人間の首元から跳躍し地面に着地する。 
  
 岩人間は風を見据え笑い始める。 
  
 「ハハハハハハハッ! ヤルナ人間ッ!」 
944:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:09:57.35 ID:N9bfIXvc0
 ビルの屋上から飛び降りてきた二つの影。 
  
 一人は、両手にZガンを持った武田。 
  
 武田は先にやられてしまった神奈川チームの持っていたであろうZガンを回収しに行っていた。 
945:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:10:47.60 ID:N9bfIXvc0
 「ウガァッ!! ンダトォォォ!?」 
  
 目を貫いた剣を手放して、玄野と武田は同時に空中で岩人間の頭に銃を向けるが、岩人間の頭の横にすでにいた人間を見て、トリガーを引く指を止めた。 
  
 岩人間の大きな頭の横にいるのは風。 
946:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:11:24.17 ID:N9bfIXvc0
 倒壊したビルの近くで玄野と武田は座り込んで話をしていた。 
  
 玄野「終わッた……」 
  
 武田「あぁ……」 
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