過去ログ - 神谷奈緒「分かってる。これも営業の一環なんだろ?」
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:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/10/26(水) 03:14:46.96 ID:AArqfKRy0
===
そう言って、奈緒は仕方なさそうにはにかんだ。
「あたしが少し我慢するだけで、それでPさんの顔が立つっていうならさ。
こんなことで、仕事が貰えるっていうなら……安いもんだよ」
寂しそうな、悲しそうな、けれどもそんなことをおくびに出すまいと、
下手な誤魔化し笑いをする奈緒の姿に、俺は何とも言えない気持ちにさせられる。
「あたしだって、馬鹿じゃないからさ。
Pさんに誘われてアイドルになって、自分でも場違いだって思ってる芸能界って場所で仕事して。
だからいつかは……いつかは、こんな時も来るんじゃないかって……日頃から、覚悟だけはしてきたつもり」
SSWiki :
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2
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/10/26(水) 03:16:38.53 ID:AArqfKRy0
「……奈緒」
思わず俺が名前を呼ぶと、奈緒はジャケットのポケットに両手を突っ込んだまま、
俺の向けた視線から逃れるように顔を背けた。
以下略
3
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/10/26(水) 03:18:38.25 ID:AArqfKRy0
「分かってるだろ? 最初から、この方法しか無いんだ。
そりゃ、あたしだって不安だし。今からすることのせいで、他の仕事に影響が出ないとは言えないけどさ
……なんでもかんでもやりません、できませんじゃ、この先トップになんて立てっこない。
以下略
4
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/10/26(水) 03:23:00.44 ID:AArqfKRy0
「……すまない」
「別に……Pさんのせいじゃない」
以下略
5
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/10/26(水) 03:23:29.79 ID:m1O/L6SBO
AV(アニマルビデオ)かな?
6
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/10/26(水) 03:24:42.33 ID:AArqfKRy0
「少し……考えさせては貰えませんか?」
「……まっ、そうなるよねぇ」
以下略
7
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/10/26(水) 03:27:18.26 ID:AArqfKRy0
===
「――いい加減にしろよなっ!」
怒ったような奈緒の声に、俺の意識が、奈緒と二人でいる今に呼び戻される。
以下略
8
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/10/26(水) 03:29:00.03 ID:AArqfKRy0
「だ、だって……そんなあたしでもやればできるって、少しは周りに近づけるって、
じ、自信をくれたのはっ! あたしに教えてくれたのは……あ、アンタだろ!? プロデューサーっ!!」
「奈緒……!」
以下略
9
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/10/26(水) 03:30:56.88 ID:AArqfKRy0
「決心は……固いのか」
「……うん」
以下略
10
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/10/26(水) 03:32:20.12 ID:AArqfKRy0
「指切りまで……するのか?」
「嫌か? 嫌なのか?」
以下略
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