過去ログ - 「死屍累々、全てを呑み込むこの街で」
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◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/11/17(木) 14:50:06.42 ID:CbSsyhlG0
男はいつのまにか、ミゼルと呼ばれる男のペースに乗せられてしまいました。
さっさと殺して街に向かうつもりでしたが、このミゼルと呼ばれる男の言葉は、人を惹きつける何かがあるので御座います。
「俺は、ごみ捨て場を彷徨っているある日、「この街の真実」とやらを見つけてな」
以下略
42
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/11/17(木) 22:26:40.12 ID:CbSsyhlG0
「ヒッヒッヒ!」
老人は高速飛行しながら、イビルイーターを手当たり次第に殺していました。
途中で何人かの人や巨大な恐竜が居た気がしますが、そんなものはどうでもいいと言わんばかりに衝撃波を放ちます。
以下略
43
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/11/17(木) 22:42:36.35 ID:CbSsyhlG0
中央街は壊滅状態でした。何しろ、イビルイーターが三体、さらにもう一体の化け物が殺し合いをしているのですから。
その争いに巻き込まれ、辺りは死屍累々となっております。運良く助かった一人は、膝を抱えて何やらぶつぶつと言っています。
その場に居ると、いずれ巻き込まれてしまいますよ? 夢ならばどれほど良いでしょうか。フフッ。
以下略
44
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/11/17(木) 23:00:12.63 ID:CbSsyhlG0
「おお、随分と強そうじゃのぉ……ヒヒヒヒ」
しげしげと観察する老人に対し、キメラは低い声で唸り、筋肉を膨らませます。
ほんの一瞬の気の乱れが、大きな隙を生む――すでに見えない攻防が繰り広げられているのです。
以下略
45
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/11/17(木) 23:01:45.11 ID:CbSsyhlG0
……!? キメラの動きが止まった、いや、これは……
目に見えないほどの細かい「厄病の蠅」が飛散し、キメラを侵した?
いえ、複雑な状態異常に加え、さらに自分の周囲の物体を、強力な魔力で無理矢理縛り付けています。
以下略
46
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/11/17(木) 23:03:06.63 ID:CbSsyhlG0
今日の更新は終わりです。次の更新で終わります。
47
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/11/18(金) 01:43:57.94 ID:48EEIJLwO
乙
48
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/11/18(金) 20:43:12.44 ID:ATlKM0yd0
一方、時計台がある公園に、ミゼルと呼ばれる男がやってきました。
合流したのでしょうか、黒フードの彼らも揃っています。
彼が一人にあれを出せ、と言うと、何処かで見たような刃が現れました。
以下略
49
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/11/18(金) 20:45:15.95 ID:ATlKM0yd0
その刃はすうっと地面を貫き――地盤を貫き――瘴気の壁を貫き――
――「イサクラ」の元へ辿り着きました。
以下略
50
:
◆XkFHc6ejAk
[saga]
2016/11/18(金) 20:56:58.18 ID:ATlKM0yd0
以前の脈動とは違い、「イサクラ」がゆっくりと目を開き始めました。
ああ、本体の目で世界を見るのは、いつ以来でしょうか。感無量で御座います。
地上に複数の超巨大な亀裂が入り始めます。
以下略
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