31: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:40:34.99 ID:+F7bQ51XO
…。
「そう…だったんだ…」
「…はい」
32: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:41:32.48 ID:+F7bQ51XO
…。
「…」
「どうだい卯月ちゃん。美味しいかい?」
33: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:42:32.57 ID:+F7bQ51XO
「…」
皆、本当はギリギリの筈だ。
こうしている今も、魔物達は人間を狙っている。
34: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:43:23.36 ID:+F7bQ51XO
…。
「…」
カズマに連れられ、寝床につき、どれくらい経ったのか。
35: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:45:17.09 ID:+F7bQ51XO
「…」
そこに広がる、光景。
まず思ったことは、赤い。
36: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:48:07.99 ID:+F7bQ51XO
後ろ。
横。
自分を囲む、あの気配。
37: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:49:31.32 ID:+F7bQ51XO
「ウヅキ!そこから逃げろ!そいつらは触覚に触れたものしか食わない!」
「…カズマ…君…」
声のする方向を向くと、そこには傷だらけのカズマ。
38: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:50:51.36 ID:+F7bQ51XO
「…」
自分は、これからどんな人生を歩むのだろうか。
誰と結婚し、どんな子供が出来るのか。
39: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:52:37.54 ID:+F7bQ51XO
卯月が腕を横に振るうと、その手にまるで初めからあったかのように、青白い大剣が現れた。
誰に教えられたわけでもなく、卯月はそれを逆手持ちに構え、何かの合図があったわけでもなく、ムカデの大群に突っ込んでいった。
「…」
40: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:53:48.00 ID:+F7bQ51XO
…。
誰かが、自分を揺さぶっている。
母親だろうか?
41: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 22:54:28.70 ID:+F7bQ51XO
…。
何かが、せり上がってきている。
抵抗すること無く、吐く。
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