4:名無しNIPPER[saga]
2016/12/12(月) 20:13:13.64 ID:Liblg4nho
探偵「まず、常識で考えてみなよ」
探偵「体重がなくなったりだとか、幽霊だとか、悪魔や呪い、吸血鬼に化物、そんなものがさ」
探偵「『本当に存在している』なんて、君は思うかい?」
5:名無しNIPPER[saga]
2016/12/12(月) 20:14:21.74 ID:Liblg4nho
『本当は怖い化物語』
6:名無しNIPPER[saga]
2016/12/12(月) 20:15:16.53 ID:Liblg4nho
推理・考察
化物語、第三話、『するがモンキー』
7:名無しNIPPER[saga]
2016/12/12(月) 20:17:27.58 ID:Liblg4nho
探偵「まず、根本的な話をしようか」
助手「?」
探偵「『何で』阿良々木暦はこんな嘘をついたのか、という事だよ」
8:名無しNIPPER[saga]
2016/12/12(月) 20:19:00.26 ID:Liblg4nho
探偵「じゃあさ、この化物語における一番有り得ない出来事って何だと思う?」
助手「一番有り得ない事、ですか?」
探偵「そうだよ。一番現実では有り得ない事。それはつまり、逆に言えばさ」
9:名無しNIPPER[saga]
2016/12/12(月) 20:36:33.25 ID:Liblg4nho
探偵「じゃあ、もう一度聞くけど、この化物語の中で一番有り得ない事ってのは何だろうね?」
助手「それは……。やっぱり、阿良々木君の吸血鬼による再生能力じゃないですか?」
助手「全部の話で出てきてますからね。傷がたちどころに治っていくっていう描写は」
10:名無しNIPPER[saga]
2016/12/12(月) 20:43:43.55 ID:Liblg4nho
探偵「僕はそうは思わないんだよね」
探偵「何故かって言うと、さっきも言った通り、阿良々木暦は『何か』を誤魔化す為に嘘をついている訳だからさ」
探偵「つまり、この中には誤魔化しておきたい真実ってのが必ずあって……」
11:名無しNIPPER[saga]
2016/12/12(月) 20:46:54.18 ID:Liblg4nho
探偵「じゃあ、そこで君に問題を出すけどねえ、助手君」
助手「え」
探偵「前日には阿良々木暦は確かに大怪我をしている。だけど、それが翌日には完治していた」
12:名無しNIPPER[saga]
2016/12/12(月) 20:50:02.43 ID:Liblg4nho
探偵「なんだい、わからないのかい?」
助手「だから、わかりませんよ、そんないきなり。しかもそれ、一番難しい謎ですよね? 私にわかる訳ないじゃないですか」
探偵「いや、一番難しいとは僕は一言も言ってないぜ。『一番、現実では有り得ない』とは言ったけどね」
13:名無しNIPPER[saga]
2016/12/12(月) 20:56:44.54 ID:Liblg4nho
探偵「そうはいっても、ミステリじゃあ、これはよくあるトリックだからねえ」
探偵「多分だけどさ、君は『怪異』なんてものを最初に聞いているから、その先入観が推理の邪魔をしてるんだよ」
探偵「ごく普通のミステリとして考えてみると良いよ」
14:名無しNIPPER[saga]
2016/12/12(月) 21:01:14.61 ID:Liblg4nho
助手「まず、血塗れで倒れている人がいたのが確かだって言うなら……」
助手「その人を犯人が隠したって事ですよね?」
探偵「そうなるね。ネタをバラすとその人はもう死んでいて、死体は家の中にあった隠し部屋にそれを隠したんだ」
66Res/46.32 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。