過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2016/12/23(金) 23:42:06.12 ID:YeaCfPgp0
フィッシュベルからしばらく船を走らせた先で船員の一人が望遠鏡を片手に叫ぶ。
「船長っ! 後方に マール・デ・ドラゴーンを確認!」
ボルカノ「しばらく 並走するぞ。」
以下略
7
:
◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2016/12/23(金) 23:44:19.45 ID:YeaCfPgp0
漁場へと船を進めるアミット号の甲板では少女と、長年船で腕を振るう料理長が何やら話し込んでいた。
コック長「まったく マリベルおじょうさんには まいりましたぞ。」
コック長「万が一 お怪我でも なされたら ご両親に 何と説明したものか……。」
以下略
8
:
◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2016/12/23(金) 23:45:30.68 ID:YeaCfPgp0
二人がそんな話をしている横で漁師の親子は。
ボルカノ「そういや アルス。 おまえ 母さんの サンドウィッチは もってきただろうな!」
アルス「あ そうだった。 はい 父さん。」
以下略
9
:
◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2016/12/23(金) 23:46:30.17 ID:YeaCfPgp0
マリベル「…ったく。」
船室では少女が一人サンドウィッチを片手に顔を赤く染めていた。
マリベル「何よ…… アルスのくせにナマイキよ!」
以下略
10
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2016/12/23(金) 23:47:23.93 ID:YeaCfPgp0
出航時は東の空で眠気眼をこすっていた太陽も今ではすっかり目を覚まし、アミット号の調理場では慌ただしく料理人たちが昼食の準備に取り掛かっていた。
*「材料は これで 全部か?」
*「ええっ とりあえず 下処理をするんで……。」
以下略
11
:
◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2016/12/23(金) 23:47:55.76 ID:YeaCfPgp0
“ゴンゴン”
*「昼飯が できたぞ〜!!」
鈍い金属音と共に船全体にお昼時を報せる伝令がやってきた。
以下略
12
:
◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2016/12/23(金) 23:48:33.33 ID:YeaCfPgp0
*「…………………。」
*「腹減ったなあ。」
アルス「……そうですね。」
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13
:
◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2016/12/23(金) 23:49:07.48 ID:YeaCfPgp0
少年が食堂へとやってくるとそこには既に席について満足気な表情を浮かべる料理人たちと、エプロンをつけた少女が仁王立ちをしていた。
マリベル「来たわね アルス。」
アルス「…………………。」
以下略
14
:
◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2016/12/23(金) 23:49:56.29 ID:YeaCfPgp0
涼しい風が帆を柔らかく押していく。船は遥か南の地へ向け、夕日を追いかけてゆっくりと航行を続けていた。
マリベル「綺麗ね…。夕日を じっくり見つめるなんて いつぶりかしら。」
沈みゆく夕日を見つめ少女が呟く。
以下略
15
:
◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2016/12/23(金) 23:51:10.59 ID:YeaCfPgp0
マリベル「……そう。それじゃあ ほぼ 世界一周って感じなわけね。」
アルス「せっかくだから あの時 凱旋で会えなかった 人たちにも 顔を出したいね。」
マリベル「そうね。また あっちこっちから 引っ張りだこに なるのは ごめんだけどね。」
以下略
16
:
◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2016/12/23(金) 23:53:45.71 ID:YeaCfPgp0
ボルカノ「アルス お前 本当は どう思ってるんだ?」
少女のいなくなった甲板で、父は隣に立つ息子に問いかける。
アルス「…………………。」
以下略
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