過去ログ - 高森藍子「マーキング」
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127:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 20:55:43.87 ID:cflEI13v0
「風邪って……もしかして、インフルエンザですか?」


「そうじゃないみたいですけど……高熱で動けないと言ってましたよ」

以下略



128:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 20:56:11.95 ID:cflEI13v0
高熱なら具合にもよるが、大抵は1日、2日療養すれば何とか快復するので、その程度で済んだ事に一安心した。


「はぁ……やっぱりこうなったか……」

以下略



129:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 20:56:49.78 ID:cflEI13v0
「それって……どういう事ですか?」


Hを問い詰める為、ちひろは目を細めてグッとHに詰め寄り、その言葉の真意を聞き出そうとする。

以下略



130:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 20:57:19.31 ID:cflEI13v0
「ただ、昨日から少し風邪っぽい感じがしていたから、やっぱりこうなったかと思っただけでして……」


言い訳する様に焦ってそう伝えるH。その額と手のひらにはじわりと冷や汗が滲み出ている。

以下略



131:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 20:57:56.39 ID:cflEI13v0
「い、いえ……俺の方も、勘違いする様な事を言って……すみません」


ちひろが納得してくれてどうにか危機を脱せれた事に、Hは心中で人知れず安堵した。

以下略



132:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 20:58:39.35 ID:cflEI13v0
「まぁ……藍子ちゃんはしっかりしていますし、その辺は問題ありませんね」


「え、えぇ……その通りです、ね……はい」

以下略



133:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 20:59:19.14 ID:cflEI13v0
『も、もしもし……おはようございます、プロデューサーさん……ゴホッ、ゴホッ!』


電話から聞こえる藍子の声はやはりと言うべきか、辛そうである。高熱としかHは聞いていなかったが、どうやら喉もやられている様である。

以下略



134:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 20:59:49.32 ID:cflEI13v0
藍子の辛そうで消え入りそうな声に、Hは心が痛んだ。


出来れば優しい言葉を掛けてやりたいが、実を言うとこれは藍子の『自業自得』である為、それは躊躇われた。

以下略



135:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 21:00:19.67 ID:cflEI13v0
それを聞いた後に、小さくすすり泣く声がHの耳に入ってくる。


高熱で精神的に不安になって辛いのだろう。Hは押し黙るが、そうしている内にも藍子の泣き声は聞こえてくる。

以下略



136:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 21:00:47.31 ID:cflEI13v0
「あぁ、本当だ」


『……ありがとう、ございます。プロデューサーさん』

以下略



137:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 21:01:14.88 ID:cflEI13v0
『はい……そうします。それじゃあ……お休みなさい』


「お休み、藍子」

以下略



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