188: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 16:45:03.89 ID:OnpW/7Ud0
***
夜になる。昨日と同じく、食事やトイレ以外は、朝潮はずっと霞のそばにいた。
189: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 16:45:32.80 ID:OnpW/7Ud0
「それは良かった。ちょうど明日の出撃に欲しくてな」
提督は、朝潮の手を取り、握手する。
190: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 16:46:33.36 ID:OnpW/7Ud0
朝潮は明日の出撃に備えて、部屋でしっかり寝ようと、私物を持ち、個室を出る。
個室には、霞が一人だけ、残されている。
191: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 16:47:10.72 ID:OnpW/7Ud0
「あの、朝潮お姉さん。霞って、どんな感じ?」
「まだ復帰はしないけど、順調に治っているわ」
192: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 16:47:51.23 ID:OnpW/7Ud0
「怖くなんかないわ、ただ、厳しいだけ。本当は優しい子よ」
朝潮は朝雲に対して、優しく微笑みかける。
193: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 16:48:20.13 ID:OnpW/7Ud0
***
夜中に、朝潮は、はっと目を覚ました。辺りは真っ暗で、何も見えない。
194: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 16:49:25.56 ID:OnpW/7Ud0
「霞!」
真っ暗闇の中で霞が、泣いていた。
195: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 16:49:58.08 ID:OnpW/7Ud0
朝潮は霞を抱きしめ、背中を何度も擦る。
霞の心臓のバクバクという音が、朝潮にも聞こえてきた。
196: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 16:51:43.75 ID:OnpW/7Ud0
「ごめんね、ごめんね、霞。怖かったのね」
朝潮が頭を撫でると、霞は心なしか、笑顔になったように見えた。
197: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 16:52:31.59 ID:OnpW/7Ud0
満潮が、朝雲に鎮守府のシステムを説明する。
いつものテーブルに、霞が抜け、朝雲が入った。5人で食べる朝食。
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