42: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/01/12(木) 21:21:09.18 ID:gex3pyg2O
気づいた時には、自分は既に何処か知らない街の中。
平日の深夜でも、早朝でもないというのに、行き交う人の姿は一人としていない。
当初はパニックになってしまったが、彼女の持ち合わせる性格が、少しして冷静さを取り戻させた。
43: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/01/12(木) 21:21:55.58 ID:gex3pyg2O
「…」
蓋を開けて、一瞬、止まる。
中に入っていたのは、想像していたものとは遥かに違う。
44: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/01/12(木) 21:22:32.26 ID:gex3pyg2O
彼女の精神年齢は、見た目と裏腹に、随分と落ち着いたそれとなっている。
だからか、何かにそのストレスをぶつけることまではしなかった。
「…」
45: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/01/12(木) 21:23:15.54 ID:gex3pyg2O
「…」
ふと、泣き止む。
そして、神経を研ぎ澄ます。
46: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/01/12(木) 21:23:58.99 ID:gex3pyg2O
クライシス帝国。
ガテゾーン。
ガンガディン。
自分の人生では恐らく一度も聞いたことはない。
47: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/01/12(木) 21:24:47.68 ID:gex3pyg2O
そして、再び両腕を上げる。
こちらに照準を合わせるような音が聴こえる。
「…」
48: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/01/12(木) 21:25:27.01 ID:gex3pyg2O
携帯電話をベルトに装填。
直後に自身の身体を襲う、熱。
痛みというよりも、熱い。
49: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/01/12(木) 21:26:01.38 ID:gex3pyg2O
光が落ち着きだし、それは姿を現す。
「…待たせて悪かったな…」
黒を基調とし、金色の二本の線が入った、戦闘服。
50: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/01/12(木) 21:26:50.52 ID:gex3pyg2O
ケースを手に取り、後ろに跳躍。
「処刑タイムだ!!」
すかさず、両腕のビームを発射。
51: ◆GWARj2QOL2[saga]
2017/01/12(木) 21:28:50.59 ID:gex3pyg2O
「ム…!」
それは、拘束用の弾丸。
これでは、ビームを放つことが出来ない。
313Res/315.39 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。