145:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 21:08:00.41 ID:/b4L6aI9o
アズサ「……うん、取り敢えず必要なことは全部話したかな。
ちょっと難しいところもあったかも知れないけど、大丈夫?」
ヤヨイ「は、はい! なんとか!」
146:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 21:09:13.34 ID:/b4L6aI9o
アズサの体に顔をうずめたヤヨイには見えなかったが、
近くに居た他の教員たちは目を丸くして
アズサとアズサに抱きしめられるヤヨイの姿を見ている。
しかしそんなことなどお構いなしに、アズサはそのまま続けた。
147:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 21:14:18.15 ID:/b4L6aI9o
アズサ「でも、あなたも無茶をしてはダメよ?
地球防衛軍の隊員である前に、私の生徒なんだから。
ちゃんと元気に地球を守ること。いいわね?」
応援する気持ちや、心配する気持ち。
148:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 21:15:50.16 ID:/b4L6aI9o
職員室を出てすぐに、ヤヨイは質問攻めにあった。
質問の内容はもちろん、アズサの突然の抱擁についてである。
ヤヨイは初めは迷ったが、全て包み隠さずとはいかないまでも、話すことにした。
主に、アズサがアミとマミのことをずっと気にかけていたということについて。
それを聞き、アミとマミはじわりと滲みかけた涙を隠すようにぐいと袖で拭い去り、
149:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 21:16:48.60 ID:/b4L6aI9o
マミ「おやおや? ヤヨイっち、何やらニヤニヤしちゃってどうしたの?」
アミ「なに考えてんの? なんか面白いこと?」
ヤヨイ「ううん……えへへっ。なんでもないよ!」
150:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 21:18:51.21 ID:/b4L6aI9o
マミ「? ヤヨイっち? ほんとにどしたの……? やっぱ何か考え事?」
ヤヨイ「あ、ううん! えっと……私、これから頑張らないといけないなーって!
早く一人前のパイロットになって、アミとマミと一緒に戦えるように!
それで、みんなで怪ロボットから地球を守ろーっ!」
151:名無しNIPPER[saga]
2017/01/24(火) 21:19:54.36 ID:/b4L6aI9o
今日はこのくらいにしておきます
次からまたボイノベにあった内容に戻ります
多分明日の夜投下します
152:名無しNIPPER[sage]
2017/01/24(火) 21:41:09.55 ID:srLaIRfRO
おつんつん
153:名無しNIPPER[saga]
2017/01/25(水) 22:15:15.39 ID:RFehJzWso
・
・
・
果たして、黒い月とは何なのか?
今の地球において、その問いに答えられる者はいなかった。
154:名無しNIPPER[saga]
2017/01/25(水) 22:15:43.80 ID:RFehJzWso
地球に君臨するのはもはや人類ではなく黒い月であり、
種族の絶滅さえ目前にあると、人々は打ちひしがれた。
しかし、各地域を制圧した後の侵略者の行動は奇妙だった。
抵抗する勢力を余すところなく駆逐して力を見せつけたその後も、
155:名無しNIPPER[saga]
2017/01/25(水) 22:18:11.37 ID:RFehJzWso
釈然としない支配を受け入れ、人々は、
依然戸惑う気持ちを持ちつつも、かつての生活リズムを取り戻していったのだ。
そして、繰り返されるのが最初の問いである。
黒い月とは何なのか?
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