過去ログ - 無尽合体キサラギ
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168:名無しNIPPER[saga]
2017/01/25(水) 22:30:49.91 ID:RFehJzWso
マコト「イオリ、君は本当によく戦った。恥じることは何もないよ」

外見と同じ涼やかな声で発せられたマコトの言葉に裏はない。
彼女は心からそう思っているのだ。
しかしだからこそイオリは耐え難い怒りに身を震わせる。
以下略



169:名無しNIPPER[saga]
2017/01/25(水) 22:33:14.84 ID:RFehJzWso
ハルシュタインは答えない。
しかしイオリは満足したように背を向けてその場を去った。
どこか優雅にさえ聞こえる足音が遠ざかり、やがて聞こえなくなる。

マコト「……ハルシュタイン閣下。あなたは一体、何を考えているんです」
以下略



170:名無しNIPPER[saga]
2017/01/25(水) 22:34:32.60 ID:RFehJzWso
今日はこのくらいにしておきます
続きは多分明日の夜投下します


171:名無しNIPPER[saga]
2017/01/26(木) 21:30:55.94 ID:GAp3y7O8o



静岡県、浜松基地。
航空自衛隊発祥の地として名高いこの場所が、
以下略



172:名無しNIPPER[saga]
2017/01/26(木) 21:31:35.74 ID:GAp3y7O8o
滑走路を疾走するキサラギの頭部ステアに掴まりながら、
マミがインカム越しに叫ぶと、
必死すぎていっぱいいっぱいの声が返ってきた。
マミは同じようにステアに掴まるアミと目を合わせてから、心配そうに上空を見上げる。

以下略



173:名無しNIPPER[saga]
2017/01/26(木) 21:32:28.85 ID:GAp3y7O8o
キサラギ運搬は、ベロチョロの機体下部に取り付けられたグリップを
キサラギ自らが掴み、そのままぶら下がるような状態を保って行われることになる。

したがって、離陸時からキサラギを係留することはできず、
ベロチョロは一度飛翔してから低空に入り、
以下略



174:名無しNIPPER[saga]
2017/01/26(木) 21:34:29.40 ID:GAp3y7O8o
ヤヨイの声が震えるのも無理はなかった。

人材不足の防衛軍がパイロットの素養テストを
学生にまで引き下げて実施したのが数ヶ月前。
ヤヨイが適正アリと見込まれて軍に入隊し、
以下略



175:名無しNIPPER[saga]
2017/01/26(木) 21:36:17.51 ID:GAp3y7O8o
マミ「OK、ヤヨイっち! そのままの姿勢を維持して!」

ヤヨイ『了解……!』

アミ「よぉーしっ……今度は完璧に決めるぞ〜〜っ」
以下略



176:名無しNIPPER[saga]
2017/01/26(木) 21:37:04.90 ID:GAp3y7O8o
アミ「どわわわわ〜〜〜っ!」

ヤヨイ『アミ! マミーーーーっ!』

マミ「ヤヨイっち! 私たちはいいから回避して!」
以下略



177:名無しNIPPER[saga]
2017/01/26(木) 21:39:56.49 ID:GAp3y7O8o
格納庫の中、キサラギは体勢を崩して前のめりに倒れそうになる。
そこがもし火薬庫でもあって、そのまま転倒したなら、
巨体は爆発物を押しつぶして格納庫を跡形もなく吹き飛ばしていただろう。
たとえそうではなかったとしても、
建造物の中でキサラギが派手に転がれば構造材の耐久力など紙にも等しく、
以下略



178:名無しNIPPER[saga]
2017/01/26(木) 21:41:16.49 ID:GAp3y7O8o
片膝をつき、胸部を抱きかかえるようにキサラギを受け止めた巨人は、
キサラギと同じ、巨大ロボであった。

無骨な素材感を残したままの外装、
巨体にしては頼りなくも細長いように見える四肢。
以下略



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