過去ログ - 無尽合体キサラギ
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207:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 23:06:13.60 ID:blW05iaCO
突然訪れたヤヨイとの別離が暗く尾を引く中、
それでも様々な策を講じ、諦めることだけはしない。
だが状況を覆すことは叶わず、やがて――

アミ「マミ! 基地が見えたよ!」
以下略



208:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 23:07:10.94 ID:blW05iaCO
基地を守る唯一の手段、それはベロチョロをキサラギもろとも撃墜すること。
いかにスター・ツインズであろうと、それを受けて無事でいられるとは到底思えない。
仮にキサラギを置いて飛び降りたとしても、
この高度からの落下に耐えられるとも考え難い。

以下略



209:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 23:27:51.79 ID:7kmWkE4YO
キサラギとは逆の西方向に向かって出撃したはずの巨大ロボが、そこにいた。
リッチェーンは顔を上げてこちらを見つめている。
そして頭部から吊り下がったダブルモーニングスターのチェーンを
それぞれ片腕で掴み、その先の鉄球をグルグルと回転させていた。
どこかの原野で生活する狩人が、
以下略



210:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 23:31:12.21 ID:7kmWkE4YO
キサラギとは逆の西方向に向かって出撃したはずの巨大ロボが、そこにいた。
リッチェーンは顔を上げてこちらを見つめている。
そして頭部から吊り下がったダブルモーニングスターのチェーンを
それぞれ片腕で掴み、その先の鉄球をグルグルと回転させていた。
どこかの原野で生活する狩人が、
以下略



211:連投すみません[saga]
2017/01/27(金) 23:32:26.88 ID:7kmWkE4YO
驚くべき柔軟性、驚くべきバランス力。
そして驚くべき、ミキの操縦技術。
ハンマー投げのごとく、リッチェーンは鎖につながれた鉄球を投擲した。
鉄球は見事なカーブを描きながらキサラギに向かい、
それに合わせて鎖も伸び続ける。
以下略



212:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 23:33:20.79 ID:7kmWkE4YO
ミキ『アミ! マミ! キサラギにしっかり掴まってるのーーーーーっ!』

鎖の先を掴んだリッチェーンが、
全身の関節を軋ませて最大パワーを解放する。
鎖の伸長がピタリと止まり、当然そうなることで、
以下略



213:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 23:34:09.40 ID:7kmWkE4YO
しかしそれこそミキが狙っていたこと。
キサラギの手がグリップにロックされているのであれば、
そこさえ切り離してしまえば離脱することができると考えたのだ。

ミキ『アミーーーーーっ、マミーーーーーーーーっ!』
以下略



214:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 23:35:02.10 ID:7kmWkE4YO
滑走路の真ん中で、リッチェーンはキサラギの下敷きになり、地面にめり込んでいた。
しかし、二体の巨大ロボの損傷はいずれも軽微。
自爆装置を起動されてしまったベロチョロは滑走路の先に墜落、
大爆発を起こしたが、基地や周辺施設への被害はほぼ無かった。

以下略



215:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 23:36:59.33 ID:7kmWkE4YO
キサラギの装甲に手を付いて、
アミは肩を落とし、うな垂れていた。
いつもならそれを励ますはずのマミも、
アミの隣で膝を抱え、その中に顔を埋めて動こうとしない。

以下略



216:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 23:42:34.12 ID:7kmWkE4YO
ヤヨイの裏切りがあげた効果は絶大であった。
育ての親である祖父との死別に、はからずも重なった親友の裏切り。
アミとマミは、まだ年端も行かぬ少女である。
常に戦いの場に身を置き続けていたことは、
自覚のあるなしに関わらず二人の幼い心に確実に負荷をかけ続けていた。
以下略



217:名無しNIPPER[saga]
2017/01/27(金) 23:44:28.28 ID:7kmWkE4YO
フッと、出し抜けに空が翳ったのはそんな時だった。

明るい陽光が降り注いでいた周囲の大地が、
突然真っ黒な影に覆われてしまった。
天候が急変したのかと空を見上げるミキ。
以下略



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