236:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:29:53.28 ID:9MPQtGy4o
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一際巨大な飛行怪ロボットにしがみついて、
リッチェーンは襲い来る飛行怪ロボット軍団と激しい戦闘を続けていた。
237:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:30:36.98 ID:9MPQtGy4o
さすがのミキのテクニックも、
科学と物理学に支配された自然法則を覆すことはできなかった。
ミキ(あいつら……リッチェーンじゃなくて
巨大怪ロボットの方を攻撃してる……!)
238:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:31:09.51 ID:9MPQtGy4o
そしてこの一瞬の迷いが、ミキにほんの僅かな隙を作った。
死角から数機の怪ロボットが急速に接近し、
一撃離脱の攻撃を連続してリッチェーンに命中させた。
ミキ「しまっ……」
239:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:31:52.51 ID:9MPQtGy4o
こんなところまで連れてきちゃってごめん、
無理させてごめん、
あなたの勇姿を誰かに語って聞かせられなくなりそうなのもごめん。
それは生存を諦めたがゆえの遺言ではない。
240:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:32:43.01 ID:9MPQtGy4o
「ミキミキーーーーーーーーーっ!!!!!!!!」
最初、ミキはそれが記憶の中の声が聞こえただけだと思った。
だがそうではなかった。
その双子の声は、リッチェーンの通信回路の中に現実に飛び込んできたものであった。
241:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:33:19.98 ID:9MPQtGy4o
追撃してきた飛行怪ロボット軍団も流石に驚いた様子で、
自分たちに向かって突っ込んでくる二体の巨大ロボに対して
一瞬だけ攻撃の手を緩めてしまった。
その隙を逃さず、アミとマミは輝く希煌石を頭上高くかざした。
242:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:33:56.97 ID:9MPQtGy4o
腕であったパーツが足につき、
噴射ノズルであったものが武器らしきものの先端に組み込まれ……
その再構成は一見無秩序にも見えたが、
しかしそれこそが、無尽合体の真骨頂。
既存のパーツを複雑に掛け合わせるこの方法で、
243:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:34:25.56 ID:9MPQtGy4o
そんなミキの声に、明るい笑い声のハーモニーが帰ってくる。
そして――
リッチェーン、飛行怪ロボットとキサラギの無尽合体は、完成した。
胸にリッチェーンの頭部を抱き、
244:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:38:37.42 ID:9MPQtGy4o
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マコト「スターキサラギ……? あれが、ここに突っ込んでくると言うのか……」
245:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:41:23.35 ID:9MPQtGy4o
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アミマミ「ハイパーリッチェーンハンマーーーーっ!」
246:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:42:15.70 ID:9MPQtGy4o
アミ「あれか! よーし……スターキサラギ、フルパワーーーーー!」
しつこく襲い来る飛行怪ロボット軍団を蹴散らし、
背中に合体した怪ロボットの翼から噴射して、
スターキサラギは黒い月へと直進した。
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