436:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 20:59:55.52 ID:kk6jit6So
だがそんな二人の背中を押すように、
あるいは宝を託すヒビキの思いを汲むように、
ミキはヒビキの手を取ってはっきりとした声で言った。
ミキ「わかった、預かっておくの。
437:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 21:00:59.61 ID:kk6jit6So
ミキ「あはっ☆ それでこそアミとマミなの!」
アミ「その代わりヒビキン、きっと希魂石を見つけてよね!」
ヒビキ「もちろんさー! 見つかったらすぐに教えるから、楽しみにしててよね!」
438:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 21:02:14.43 ID:kk6jit6So
「――っ!?」
四人は同時に、息を呑んで目を見開く。
それは本当に突然のことだった。
希照石が、そしてアミとマミの持つ希煌石が、
439:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 21:03:22.36 ID:kk6jit6So
アミ「……なんだったの、今の……?」
マミ「わ、わかんない……」
二人はキョロキョロと辺りを見回すが、そうしたところで謎が解決するはずもない。
440:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 21:05:01.64 ID:kk6jit6So
マミ「ミキミキ、ヒビキン……?」
アミ「ねぇってば! ちょっと、二人共!」
ミキ「あっ……え、ご、ごめんなさいなの。な、何……?」
441:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 21:09:57.94 ID:kk6jit6So
マミ「ま……待って、ミキミキ!」
立ち去るミキの背を見たアミたちの脳裏によぎったのは、かつてのヤヨイの姿。
あの時のヤヨイも様子がおかしく、そして突然、行ってしまった。
それが友人としてのヤヨイの最後の姿だったのだ。
442:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 21:12:17.34 ID:kk6jit6So
アミとマミはそれ以上何も言うことはなかった。
ヒビキが感情を読み取る力を持っているのは事実だし、
またミキが疲れを溜めているのも恐らくは事実。
少し引っかかるところはあったものの、
今はヒビキの言うことを信じることにした。
443:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 21:17:57.23 ID:kk6jit6So
・
・
・
食堂を出たヒビキは、アミとマミの姿が見えなくなったのを確認して走り出す。
向かう先は、自分に与えられた部屋ではない。
444:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 21:19:18.31 ID:kk6jit6So
ヒビキ「だ、だって自分、あんなに張り切って、
希魂石を見つけ出すだなんて言っちゃって……!」
ミキ「……全然、悪くないよ。だってヒビキは、
ミキたちのために一生懸命になってくれてたんだから」
445:名無しNIPPER[saga]
2017/02/18(土) 21:20:06.34 ID:kk6jit6So
今日はこのくらいにしておきます
続きは早ければ明日投下します
無理ならまた何日か後になると思います
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