483:名無しNIPPER[sage]
2017/02/22(水) 20:20:13.43 ID:fGwuwzqRo
>>1です
今日じゃなくてやっぱり明日投下します
484:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 19:59:00.08 ID:dsh5nH4HO
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ハルシュタインからの宣戦布告を受け、地球防衛軍はあらゆる対策を練った。
恐らくはこれが地球の存亡をかけた正真正銘の最終決戦となる。
485:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:00:34.89 ID:dsh5nH4HO
――少女は目を開け、ゆっくりと体を起こす。
気だるさはなく、頭も冴えている。
顔を洗い鏡を見ると血色も良い。
体調は万全だ。
だから、あとは覚悟だけ。
486:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:02:13.42 ID:dsh5nH4HO
ヒビキ「――ごめんね。結局自分、なんの役にも立てなくて……」
出動の直前、見送りに立ったヒビキは消え入りそうな声でそう言った。
だがそれに対してアミとマミはにっこりと満面の笑みを返す。
487:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:03:30.36 ID:dsh5nH4HO
ヒビキ「そう、だよね。悪かったさー。
自分は戦えないけど、でもここから応援してる!
だから三人も頑張るんだぞ! 希照石も預けたままにしとくから、
全部終わったらちゃんと返してよね! 約束だぞ!」
488:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:06:07.07 ID:dsh5nH4HO
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『――衛星軌道上、怪ロボット多数確認。
総員直ちに出撃し怪ロボットの迎撃を開始せよ』
489:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:10:29.31 ID:dsh5nH4HO
防衛軍の通常戦力は各地に出現した怪ロボットへ対応。
キサラギとリッチェーンは、敵の本艦が大気圏へ突入したと同時に直接攻撃を仕掛ける。
それが作戦の一つであり、そのためにアミたちはこうして、予測地点で待機している。
そしていよいよ、出発の時が近付いてきた。
490:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:13:04.14 ID:dsh5nH4HO
マミ「ミキミキ……朝からすっごく真剣な顔だったよね。
ミキミキがこの戦いのために一番頑張ってたから
真剣な気持ちもわかるし、私たちだってもちろん真剣だよ……」
アミ「でも、あんまり思いつめちゃダメだよ。
491:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:14:18.25 ID:dsh5nH4HO
この期に及んでのミキの言葉に、アミたちは今度ははっきりと困惑した表情を浮かべた。
不安を残したまま戦いに赴くというのは確かに出来る限り避けたいが、
戻って練習する時間など無いに等しいのも事実。
二機揃って基地に戻りなどすれば、
まず間違いなくハルシュタインの大気圏突入に間に合わなくなってしまうだろう。
492:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:16:25.12 ID:dsh5nH4HO
良かった、わかってくれた――
しかしアミたちがそう表情を緩めたその刹那、
アミマミ「っ!?」
493:名無しNIPPER[saga]
2017/02/23(木) 20:17:56.76 ID:dsh5nH4HO
理解が追い付かない。
ミキは何を言っているのか、なぜキサラギを転倒させたのか、
何がなんだかさっぱり分からない。
分からないまま、ミキは考える時間すら与えてくれなかった。
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