567:>>565の前にこれが入ります[saga]
2017/03/05(日) 22:20:44.78 ID:CuzMnpulO
アミ「……待っててね、ミキミキ。
すぐ戻って、もっと綺麗でのんびりできるところでお休みさせてあげるから」
マミ「だからそれまで……ここで私たちの戦い、見ててね」
568:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:22:55.68 ID:CuzMnpulO
二人は顔を見合わせ、頷き合う。
そしてキラブレを掲げて叫ぶ。
マミ「あいつらを倒す方法はただ一つ……! オーバーマスターしかない!」
569:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:24:50.52 ID:CuzMnpulO
キサラギのゴーグルがぎらりと光り、
アミとマミを持ち上げるように地面ごとすくい上げる。
その挙動に同調するように、リッチェーンが立ち上がった。
巨大な機体が瞬時に展開され、互いのパーツ同士が組み合わされる。
一瞬後に完成したのは、
570:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:28:35.65 ID:CuzMnpulO
アミ「希煌石! 希照石! 希魂石! 全ッ! 開ッ!」
マミ「いっけぇぇぇぇ! キサラギィーーーーーーーー!」
瞬間、キサラギの左肩から生えるように突き出た複数の刃が音を立てて射出される。
571:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:36:07.43 ID:CuzMnpulO
ハルシュタイン「ククッ……フハハハハハハ……!」
だが、自軍を壊滅させられたハルシュタインの表情は
これ以上ない愉悦に歪んでいた。
堪えきれないというように喉奥から漏れ出した笑い声は、
572:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:37:36.96 ID:CuzMnpulO
言い終わると、ハルカイザーは背中の両翼を勢いよく広げる。
攻撃が来る、とアミたちは身構えたが、
次いで聞こえたのは意外な言葉だった。
ハルシュタイン『慌てるな、“準備”と言ったろう? 場所を移そうじゃないか。
573:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:39:24.05 ID:CuzMnpulO
ハルシュタイン「さぁどうする、キサラギのパイロットよ。
この私が最大限の敬意を表したのだ。そろそろ答えを聞かせてもらうぞ」
待ちきれないというように返答を促すハルシュタイン。
アミとマミはちらと互いに目配せする。
574:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:40:53.76 ID:CuzMnpulO
二機の巨大ロボはあっという間に大気圏を突破し、地球の重力を脱出した。
コクピット内のアミとマミは、モニターに映し出された地球の姿を見る。
赤く燃えていた終末の光景がまるで夢の中のものであったかのように、
地球は青々と美しくそこにあった。
575:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:42:55.41 ID:CuzMnpulO
だが、それで解決できるのなら事態はここに至ってはいない。
インカム越しに聞こえたのは当然、アミたちの言葉を嘲笑う声であった。
ハルシュタイン『今になってそんな瑣末なことを知ってどうする?
しかしまあ、教えてやらないでもない。私に勝てば……な』
576:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:45:14.73 ID:CuzMnpulO
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ヤヨイ「……」
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