573:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:39:24.05 ID:CuzMnpulO
ハルシュタイン「さぁどうする、キサラギのパイロットよ。
この私が最大限の敬意を表したのだ。そろそろ答えを聞かせてもらうぞ」
待ちきれないというように返答を促すハルシュタイン。
アミとマミはちらと互いに目配せする。
574:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:40:53.76 ID:CuzMnpulO
二機の巨大ロボはあっという間に大気圏を突破し、地球の重力を脱出した。
コクピット内のアミとマミは、モニターに映し出された地球の姿を見る。
赤く燃えていた終末の光景がまるで夢の中のものであったかのように、
地球は青々と美しくそこにあった。
575:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:42:55.41 ID:CuzMnpulO
だが、それで解決できるのなら事態はここに至ってはいない。
インカム越しに聞こえたのは当然、アミたちの言葉を嘲笑う声であった。
ハルシュタイン『今になってそんな瑣末なことを知ってどうする?
しかしまあ、教えてやらないでもない。私に勝てば……な』
576:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:45:14.73 ID:CuzMnpulO
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ヤヨイ「……」
577:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:47:22.57 ID:CuzMnpulO
しかし、ということは自分は目標を達成できたわけだ。
取り敢えずマコトの手からアミとマミは逃れることができ、生存したのだ。
その事実にあからさまに安堵してしまう自分が居る。
だがもう否定しない。
自分はあの二人を助け、そして、助けられたことに喜んでいる。
578:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:48:56.35 ID:CuzMnpulO
と、視線の端に何かが見えた。
無機質な机の上に置いてあったそれはあまりにもこの場に不似合い。
カラフルな装飾に彩られた小さめの紙袋が、ぽつんと置いてある。
その横には小さな、メッセージカードが二つ。
579:名無しNIPPER[saga]
2017/03/05(日) 22:50:49.02 ID:CuzMnpulO
今日はこのくらいにしておきます。
変なミスしてすみませんでした。
続きはできれば金曜までには多分投下します。
580:名無しNIPPER
2017/03/06(月) 13:08:08.57 ID:hoDm7QxrO
乙
熱い展開だ
581:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 21:09:03.14 ID:VlmQnypho
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マミ「――いっけぇぇぇぇ! ハイパーユキドリル・ストリーーーーーーーム!」
582:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 21:10:14.69 ID:VlmQnypho
ハルシュタイン『これこそが希石の力……! これがどれほどのことか理解しているか、地球人よ!
三希石が揃えばこの私に匹敵することができるのだ。
だからこそ、全力を以て求める価値もあるというもの……!』
しかし昂揚するハルシュタインに対し、アミとマミの表情は強ばっていた。
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