67:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 21:06:46.72 ID:JL8wN2Aao
自己紹介のあと、ヤヨイと名乗った転校生は、もう一度頭を下げた。
ああいうテンションは嫌いじゃない、とマミがアミに視線を送ると、
同じようにアミもマミに目を向けており、グッと親指を立てる。
かくして、年度初めでも学期初めでもない中途半端な時期に、その転校生はやってきた。
68:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 21:11:17.44 ID:JL8wN2Aao
クラスメイトたちの質問攻勢はその後も休み時間のたびに続いた。
しかし昼休みとなり、アミたちが誰よりも早くヤヨイと
「一緒に昼食を食べる約束」を取り付けると、
早い者勝ちとばかりにそこに割って入って来ようとする者はいなかった。
おかげで昼食時間の間は、アミたちがヤヨイを独占することができた。
69:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 21:12:54.91 ID:JL8wN2Aao
背中を丸めた姿勢が、アミには体調が悪いせいに見えたらしい。
ヤヨイ「えっ! だ、大丈夫、そんなんじゃないから!」
アミ「じゃあこっち向いてお話しながら食べようよ!」
70:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 21:15:45.14 ID:JL8wN2Aao
ヤヨイ「え、えへへ、おかしいでしょ? 女の子のお弁当なのに、こんなの……」
アミ「どして? 美味しそうだからいーじゃん」
マミ「ほほう、しかしよくよく見るとなにげにこだわりが……。
71:アミとマミ逆だった[saga]
2017/01/21(土) 21:17:10.62 ID:JL8wN2Aao
ヤヨイ「え、えへへ、おかしいでしょ? 女の子のお弁当なのに、こんなの……」
マミ「どして? 美味しそうだからいーじゃん」
アミ「ほほう、しかしよくよく見るとなにげにこだわりが……。
72:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 21:20:15.55 ID:JL8wN2Aao
ヤヨイ「本当はもっとカワイイのにしたいんだけど、私もやし好きだし……安いし……」
アミ「うん! もやしは食材のエースだよねっ!」
マミ「うう……なんかそんなこと言ってると体がもやしを欲する体に……!
73:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 21:21:52.33 ID:JL8wN2Aao
アミ「美味し〜い! うおーっ、シェフを呼べ!」
マミ「私も私も!」
今度はマミが箸を受け取ってアミに倣う。
74:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 21:25:27.25 ID:JL8wN2Aao
ヤヨイ「でも、転校してくる直前にあんなことがあったから……」
と、色々なことを思い出したかマミの顔が少しだけ曇り、
そんなマミを心配してアミも同じように一瞬だけ表情に影を落とした。
だがそれも本当に一瞬のこと。
75:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 21:29:54.71 ID:JL8wN2Aao
マミ「まぁ確かに大変な状態になっちゃった子もいるみたいだけど、
あんまり気にすることないと思うよ」
アミ「そうそう、結局町も学校もいつも通りだし、
万が一怪ロボットがまた現れても、
76:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 21:31:41.95 ID:JL8wN2Aao
意外なことにキサラギに興味津々な様子のヤヨイに、
ぎこちなくわからない振りをするアミ。
二人で申し合わせしたことをいきなり忘れそうになったアミを
マミは肘でつついて抗議し、すぐさま話題を変えた。
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