過去ログ - 【ミリマス】いっぱい食べる、君が好きっ♪
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37: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/01/25(水) 19:15:44.71 ID:5NvyqV2M0
 
 いくら厳重な警備のある国境も、運と天が味方してくれれば越えられる者がいるように。
 この日、運はプロデューサーに味方したのだ。
 
「ふっふっふ……まさかこんな抜け道があるなんて、お釈迦様でも見抜けまい」とは、悪い微笑みを浮かべたプロデューサーの台詞。
以下略



38: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/01/25(水) 19:16:50.21 ID:5NvyqV2M0
 
 プロデューサーが、一緒にいた少女たちの方を向く。
 
「なぁ、響に環。俺はこれからココで、大切な仕事の話し合いをしなくちゃならない」

以下略



39: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/01/25(水) 19:17:59.16 ID:5NvyqV2M0

 不安そうな表情を浮かべた環の隣にしゃがみ込み、響が内緒話をするように彼女に耳うつ。
 
「だ、ダメだぞ環! 律子にお願いされたでしょ? 自分たち二人は、プロデューサーを見張ってなくちゃいけないんだし……」

以下略



40: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/01/25(水) 19:19:39.06 ID:5NvyqV2M0
===
 
 木を隠すには森の中、それは飲食店においても同じらしい。

 追加の千円を響たちに渡し、プロデューサーが姿を消したその建物こそ、何を隠そう佐竹飯店の二号店。
以下略



41: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/01/25(水) 19:21:10.70 ID:5NvyqV2M0
 
 ニヤニヤとした笑みを浮かべながら、舌なめずりをして彼が言う。

「美奈子のオフに合わせて、俺が仕事を理由にココに立ち寄る」

以下略



42: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/01/25(水) 19:22:30.37 ID:5NvyqV2M0

「そりゃ、律子たちを前にした時は俺も素直に頷いたけど……俺はもう、美奈子の料理無しじゃ生きられない体になってるんだ!
 美奈子と知り合ったばかりの頃じゃいざ知らず、今じゃ毎日食べなきゃ落ち着かないぐらいにな」

「プロデューサーさん……私の料理を、そんなに……!」
以下略



43: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/01/25(水) 19:23:42.64 ID:5NvyqV2M0
 
「お、お前は……天空橋、朋花っ!?」

 まるで悪巧みの現場を押さえられた悪役のように驚愕の表情を浮かべるプロデューサーとは反対に、
 朋花と呼ばれた少女は聖母のような微笑みを浮かべると。
以下略



44: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/01/25(水) 19:25:07.59 ID:5NvyqV2M0
 
「二号店の、店長さん!」

「プロデューサーさんと美奈子さんが内緒で密会することは、彼が教えてくれました〜。
 ……彼だけじゃ、ありません。勤勉な子豚ちゃんたちと、実直な騎士団の皆さんは、あらゆるところに居るんですよ?」
以下略



45: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/01/25(水) 19:28:42.92 ID:5NvyqV2M0

「では、美奈子さん? このダメプロデューサーはお仕置きの為に、騎士団が連行させてもらいます。
 今後はいくら頼まれたとしても、一切の食事を用意しないようにしてくださいね〜」

 味方だと思われていた佐竹飯店の店員を含む屈強な男たちに囲まれて、美奈子に「は、はい」と答える以外に道があろうか?
以下略



46: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/01/25(水) 19:29:29.63 ID:5NvyqV2M0
とりあえずここまで。


47: ◆Jnlik0MEGA[sage]
2017/01/25(水) 19:42:35.44 ID:79t9OOCw0
騎士団スゲェ
一旦乙です

>>38
我那覇響(16) Da
以下略



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