過去ログ - 森久保「私に似ているプロデューサーさん」
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20: ◆8AGm.nRxno[saga]
2017/02/24(金) 10:04:20.14 ID:UKsbEgqz0
森久保の担当になってから三週間弱が過ぎた。

顔合わせのミーティング以来、森久保は俺に気を許してくれているようだった。
2人で結託して仕事をサボっているという背徳感が、夢見がちな幼い心を掴んだのかもしれない。まだ目はなかなか合わないが。

以下略



21:名無しNIPPER[sage]
2017/02/24(金) 10:54:37.47 ID:dSyJnv7uo
期待


22:名無しNIPPER[sage]
2017/02/24(金) 11:11:15.12 ID:QloHgnWsO
デレステの森久保バグで一体何人の森久保Pが昇天したと思ってるんだ森久保オオオオ!


23:名無しNIPPER[sage]
2017/02/24(金) 11:21:01.56 ID:AwYNtqGso
これは名作の予感


24:名無しNIPPER[sage]
2017/02/24(金) 11:43:39.68 ID:SK9iRfjfo
いいじゃないの
森久保に逃げられないようにほどほどに期待


25: ◆8AGm.nRxno[saga]
2017/02/24(金) 12:52:41.85 ID:UKsbEgqz0
翌々日、今日は森久保が初めて集団レッスンに参加する日だ。

既に森久保がレッスン室に入ってしばらくが経過している。あと十数分もすれば出てくるだろう。

正直森久保の性格的に集団レッスンは不安だった。心配で今日はいつもより早く仕事を切り上げて、会議室で森久保が来るのを待っている。
以下略



26: ◆8AGm.nRxno[saga]
2017/02/24(金) 13:00:51.25 ID:UKsbEgqz0
しかし時間になっても会議室に森久保が現れることはなかった。

レッスンが終わって20分が経った頃、心配になった俺は会議室を出てレッスンルームに向かった。
もしかしたら居残りを喰らっているのかもしれないと思ったからだ。

以下略



27: ◆8AGm.nRxno[saga]
2017/02/24(金) 13:09:41.89 ID:UKsbEgqz0
時が止まるという表現を理解した。

今俺の机の下にいる少女は、さっきまでの俺が一番求めていた少女で、それは今も変わらなくて、その少女は森久保だった。

混乱・驚き・安堵、発露するはずのそれらの感情は、吸い込まれるような森久保の瞳に凍結していた。
以下略



28: ◆8AGm.nRxno[saga]
2017/02/24(金) 13:20:12.61 ID:UKsbEgqz0
「……よく耐えたな」

机の下の森久保に手を伸ばして頭をなでる。誰かに相談できて少しはホッとしたのか、肩の力が抜けていた。

「…トレーナーさんは何か言っていたか?」
以下略



29: ◆8AGm.nRxno[saga]
2017/02/24(金) 13:27:51.23 ID:UKsbEgqz0
机の下の逢瀬から三か月、森久保がこの事務所に来て約半年が経った。

レッスンでのいびりは森久保の上達と共に次第に落ち着いていき、今ではほとんどなくなっているそうだ。

あれ以来森久保は面談が終わってから俺の机の下にくるようになっていた。
以下略



30: ◆8AGm.nRxno[saga]
2017/02/24(金) 13:29:33.02 ID:UKsbEgqz0
いつもは適当な時間になったら帰るように促すのだが、この状況に慣れすぎたためか、この日仕事に集中していた俺はそれを忘れてしまっていた。

「P君、すこしいいか?」

振り向くと、そこに立っていたのは社長だった。
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