過去ログ - 【モバマス】美嘉「もう一つの物語」
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7: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage]
2017/03/05(日) 18:59:16.34 ID:QFvfrLAg0
>>6
ごめんマジミス。これは情けない。
8: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/05(日) 19:01:25.28 ID:QFvfrLAg0
冬が近づいて華やぐ街。美嘉の広告ポスターがでかでかと貼り出された。
本来の美嘉とは大きく異なる、大人向けのメイクと服装に身を固めたその表情は、
美嘉自身が求めた表情ではないのか、どこかうつろに見えてしまう。
9: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/05(日) 19:07:47.12 ID:QFvfrLAg0
会社の決定、分かってる。
路線変更の意味…分かってる…。きっと。
第2弾撮影の企画案に目を通しながら、美嘉と口論になった日のことを思い浮かべる。
10:名無しNIPPER[sage]
2017/03/05(日) 19:17:58.21 ID:iWyOy8wio
(* ゚∀゚)
11: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/05(日) 19:22:06.99 ID:QFvfrLAg0
シンデレラプロジェクト・プロデューサー。
美嘉の口から、あいつが出てくるとは思わなかったな…
結局のところプロデュースというものは、極めて孤独で、個人に依るものだ。
12: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/05(日) 19:27:15.52 ID:QFvfrLAg0
あいつのやり方が間違っていたのか、ただ合わなかったのか、俺は知らない。
でも、あいつの元をアイドルたちが去って行ったのは事実。
瞬く間にその事実は社内に知れ渡り…
それからめっきり社内でその名前を聞くことは無くなった。
13: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/05(日) 19:36:07.95 ID:QFvfrLAg0
だけど、会社の決定は止まらない。
シンデレラプロジェクトは最後の数人の合流を待って、スタートした。
その中には美嘉の妹、莉嘉ちゃんも居て、選考の進捗を教えろと何度もせがんできたし、
内定が決まった時の美嘉は我がことのように喜んでたな…
14: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/05(日) 19:43:52.63 ID:QFvfrLAg0
物思いにふけっていると、ノックの音がした。
あまり誰とも話す気にはなれないんだけどな…誰だと確認するでもなく、
俺はどうぞーと間延びした声で返す。
果たして、扉を開けてそこに居た目つきの悪い大柄の男は…
15: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/05(日) 19:55:53.50 ID:QFvfrLAg0
「なんだよ…」
「こちらを、見ていただけますか」
そう言って、入室した時から大事そうに抱えていたプリントの束を、
まるで目上に提出するかのように両手で差し出す。
16: ◆4L0B/P2YzYpZ[saga]
2017/03/05(日) 20:00:25.44 ID:QFvfrLAg0
「…ふ…ざけんなよ!!」
「…」
「事務所全体だ?!なんでそんなことお前に決められなきゃいけないんだよ!」
激昂する俺に対して、それでも表情は、ピクリとも変わらない。
「申し訳ございません」
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