過去ログ - 妖狐姫「わらわの座椅子となるのじゃ」
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40:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:17:42.30 ID:bQ1VTJGW0
妖狐姫「座椅子…これから…よろしくたのむ…ぞ…」

妖狐姫「むにゃ…すぅすぅ…」

男(寝ちゃったか)
以下略



41:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:18:34.61 ID:bQ1VTJGW0
男(さすがにキツくなってきたな…)

男(あれ?これ俺動けないんじゃ…)

困った…。
以下略



42:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:19:20.32 ID:bQ1VTJGW0
くぅこ「嘘でごじゃるよ。てんこ殿は襖の隙間からずっとお二人を見ていたでごじゃる」

男「わっ!お前一体どっから…」

天井裏にでも隠れていたのかくぅこがしゅたりと降ってきた。
以下略



43:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:21:21.60 ID:bQ1VTJGW0
てんこ「一つ聞いてもよろしいか?」

男「はい?」

てんこ「男殿は…元の世界に帰りたいとは思わないのか?」
以下略



44:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:22:25.96 ID:bQ1VTJGW0
くぅこ「それは主様との婚姻を受け入れるということになるでごじゃるよ」

てんこ「おいくぅこ!私はまだそのことは認めてないぞ!」

くぅこ「それはせっしゃも同意でごじゃるがまずは当事者にその気があるかでごじゃる」
以下略



45:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:23:25.71 ID:bQ1VTJGW0

…………

みんなの夕食の席に同席した。
美味しそうな料理が目の前に並ぶ。
以下略



46:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:25:04.12 ID:bQ1VTJGW0
妖狐姫「どうじゃ?」

男「最高だ。今まで食べてきたいなり寿司が別の食べものだったのかと思うくらい」

妖狐姫「そうじゃろそうじゃろう?この城の料理は絶品じゃからな。わらわも鼻が高いわ」
以下略



47:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:26:50.40 ID:bQ1VTJGW0
妖狐姫「もちろんわらわと座椅子の祝言のじゃ。奴に文の内容が嘘ではないことを教えてやるのじゃ」

妖狐姫「本当は宴など明日にでも開きたいところじゃが…折角のわらわの晴れ舞台、大勢の者に祝ってもらおう。てんこ、集客の手配を頼むぞ」

てんこ「は、はぁ…」
以下略



48:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:27:38.20 ID:bQ1VTJGW0
いや、もはや元の世界に未練がない俺はどうでもいいのだが、てんこさんにとっては冷や汗ものだろう。

大勢の人を呼んでおいて、もし妖狐姫が俺に飽きて転移鳥居を開きでもしたら大変だ。

経済的な面だけでなく民の信頼まで失ってしまえば本当にこの街は終わりだ。
以下略



49:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:28:19.05 ID:bQ1VTJGW0
妖狐姫「ふぅ〜!今日もご馳走であった。さて、明日は朝一番に文を書かなければな。今日はもう寝るとしよう」

妖狐姫「てんこ、座椅子を寝床に案内してやるのじゃ」

てんこ「はい…」
以下略



50:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:29:22.29 ID:bQ1VTJGW0
…………

てんこ「男殿」

男「なんですか?」
以下略



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