106:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:14:15.20 ID:ha7ZcpN9o
千歌「あれ、どしたの曜ちゃん」
曜「あはは、邪魔してごめんね?千歌ちゃん、多分だけど…この人すごく強いよ?」
千歌「へ、そうなの?確かに強そうだけど…」
107:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:14:45.54 ID:ha7ZcpN9o
問われ、千歌は「むむむ…」と考え込む。
千歌もまたジム巡りの旅の道中。二つ目までは苦労して乗り切ったのだが、三つ目のバッジ取得に手間取り、別のジムリーダーへと相手を変えて打開を図ろうとこの街へ来たところなのだ。
それが相手の海未はバッジ四つ。
正直、勝ち目なさそうだなぁ…と、千歌の戦意が薄れていく。
108:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:15:16.14 ID:ha7ZcpN9o
曜「でも千歌ちゃん、いいの?見に行こうとしてた映画まであんまり時間ないけど」
千歌「うああっ!そうだったぁ!?」
海未「あの、無理にでなくても構いませんよ?」
109:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:15:44.95 ID:ha7ZcpN9o
ボールから現れたのは少女のような外見、人間に近い容姿のエスパー・フェアリー複合タイプ、キルリアだ。
こう見えて性別は♂。
キリッと相手を見据える眼光はなかなか強気、ファイターの資質を秘めている。
110:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:16:17.07 ID:ha7ZcpN9o
海未(ふむ、相性はお互いに等倍。ここは素直に…)
海未「キルリア!“ねんりき”ですっ!」
『きるるっ!』
111:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:16:48.37 ID:ha7ZcpN9o
思考する海未、戦いは次の手番へ。
飛ばれている以上、次撃のタイミングは向こうに合わせるしかない。
海未(ペリッパーは物理よりも特殊よりのポケモンだったはず。直接攻撃の“そらをとぶ”ならキルリアも一撃は耐えられる公算…)
112:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:17:22.15 ID:ha7ZcpN9o
ペリッパーの降下より一瞬早く、曜は遥か下方の地面へと向けて死のダイブを敢行している!
足を抱えて体を丸め、クルクルと回転しながら下へ!下へ!!
観客たちから悲鳴が上がる!海未も思わず焦りの声を!
113:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:17:57.80 ID:ha7ZcpN9o
海未「しまった!キルリア!」
ペリッパーの高速降下はキルリアの小柄な体を強かに打ち、そのまま気絶へと追い込んだ。
海未は悔やみながらすかさずキルリアをボールへ収め、労いの言葉を掛け、ペリッパーに遅れて落下してきていた曜へと目を向ける。
114:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:18:33.08 ID:ha7ZcpN9o
千歌「すっ、すごいよ…!」
繰り広げられた一瞬の攻防に、千歌は目を皿のようにして見入っている。
ペリッパーの急降下攻撃と曜の命知らずな同伴指示、それはいつもの戦術で見慣れている。
115:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:19:01.76 ID:ha7ZcpN9o
曜「それじゃドククラゲには一旦戻ってもらって、次のポケモンは…っと、っと?」
海未「おや、なにやら騒がしく…」
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