118:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:20:29.37 ID:ha7ZcpN9o
《ヨッツメシティジム》
穂乃果「バタフリー!“ぎんいろのかぜ”!」
119:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:20:57.86 ID:ha7ZcpN9o
…
花丸「ほわー、穂乃果さん、大変な旅をしてるんですねえ」
120:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:21:26.08 ID:ha7ZcpN9o
パニック状態の善子を花丸が落ち着かせ、自己紹介を済ませてちゃぶ台をぐるりと囲む。
慌てていた善子だが、穂乃果が屈託のない絡みやすい性格だと認識したところで動揺は収まった。
それでもまだ、すうっと通った鼻筋の先にまだ視線を泳がせているあたりに人見知りがよく表れている。
(ちょっとタイプは違うけど、子供の頃の海未ちゃんもあんなとこあったなぁ)とほんのりノスタルジー。
121:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:21:54.58 ID:ha7ZcpN9o
穂乃果「へー!じゃあ花丸ちゃんと善子ちゃんもオハラのパーティーに参加するんだね!」
花丸「はい、ジムリーダーの家族も出席できるんです。立食パーティーで美味しいご馳走とかもあるみたいだから、マルもお父さんについていって、ご相伴に預ろうかなぁって」
善子「ずら丸は食い意地張りすぎ。太るわよ」
122:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:22:22.70 ID:ha7ZcpN9o
善子「ナァーイス・キャッチ!」
花丸「それはトレーニングじゃなくて芸ずら」
123:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:22:51.07 ID:ha7ZcpN9o
…
宵の時刻、街明かりは煌々と灯ったままに空を照らしている。
眠らない大都市ヨッツメシティ、昼夜を問わず、その輝きが途絶えることはない。
124:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:23:19.59 ID:ha7ZcpN9o
話相手は親友のダイヤ。
通話して曰く、先日の『洗頭』絡みの一件で警察の諸々の調査に連日協力をしているらしい。
その上で、ジムリーダーとして挑戦を受ける責務もきっちり果たしているのだから鞠莉に劣らぬ多忙ぶりだ。
さすがにリーグの許可を取り、一時的に事前予約制にはなっているらしいが。
125:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:23:46.53 ID:ha7ZcpN9o
もちろん、当日は大企業オハラコーポレーションの総力を結集した警備体制が敷かれる。
警備部隊へ下される指示は捕縛ではない。『洗頭』の構成員を発見次第、殺害。
地上は正面エントランス、裏口共に完全防備が敷かれ、空の警備も盤石の体制。
周辺建造物の6ポイントに狙撃班が待機、綺羅ツバサらしき人物を発見、当人であると確認でき次第の発砲が予め許可される。
126:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:24:14.97 ID:ha7ZcpN9o
天高く聳える巨大なオハラタワーは、地下にもその根を伸ばしている。
その大半は外部の監査が入ったとしても問題のない場所なのだが、見せるわけにはいかない箇所もある。極秘の地下研究棟だ。
そこでは社外秘、それどころか一部の専属チームと役員以上にしか存在の知らされていない研究が行われている。
127:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:24:42.11 ID:ha7ZcpN9o
…
穂乃果「おおお…!おおおお……!」
128:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:25:19.60 ID:ha7ZcpN9o
すぐそばで客へとローストビーフを切り分けているシェフが、そんな穂乃果たちへと微笑ましげに頬を緩めている。
視線に気付き、匂いにつられて穂乃果はふらふらと寄っていく。
穂乃果「うわあ、ローストビーフだ!」
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