208:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:09:11.14 ID:ha7ZcpN9o
ルビィ「だけど、残りはリザードだけで…穂乃果さん、大丈夫かな…」
花丸「る、ルビィちゃん…」
ルビィ「あっ!マルちゃん!」
209:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:09:38.83 ID:ha7ZcpN9o
花丸「ルビィちゃん、穂乃果さんたちの戦いが気になってるんだよね」
ルビィ「それは…もちろん、うん」
花丸「あ、ええと、マルが言いたいのは普通の気になってるとは少し違って…
210:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:11:26.65 ID:ha7ZcpN9o
穂乃果「リザード、“えんまく”であの子たちの邪魔しちゃえ!思いっきりモクモクって!」
『ザルルッ!』
211:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:12:01.45 ID:ha7ZcpN9o
黒煙で追っ手の姿が見えにくいのは穂乃果たちにとっても同じ。
鹿角姉妹はそこを突くべく、マニューラを低い姿勢で突撃させている。
技は爪の鋭さを十全に活かせる“つじぎり”、その対象は穂乃果、狙うはアキレス腱!
212:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:12:40.30 ID:ha7ZcpN9o
二撃を防がれ、マニューラはくるりと回転着地。
身を伏したアサシンめいた挙動で煙幕の中へと退いていく。
マニューラの二撃目はあくまで牽制、いわば鍔迫り合いで、お互いに有効打は入っていない。
つまりリザードを加速させた穂乃果に一片の歩がある…が、瞬間。穂乃果のふくらはぎにひりつくような痛みが走る。
213:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:13:21.95 ID:ha7ZcpN9o
リザードの口から放たれる業火、それは社員たちに提供された技マシンの恩恵。
汎用的な炎技の中で安定性と威力のバランスが最も良い“かえんほうしゃ”。
が、それはいい。
ニトロチャージを使った時点で技マシンの可能性は姉妹の思考に含まれていて、火炎放射は想定の範疇。
214:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:13:53.48 ID:ha7ZcpN9o
聖良「小麦粉ですか…味な真似を」
穂乃果「粉塵爆発、頭の良くない私でもこれは知ってるよ。漫画とかでよく見る定番だもんね!」
215:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:14:35.69 ID:ha7ZcpN9o
素早くカードキーを滑らせ、認証音と共に開いた扉へと飛び込む!
「わぁ…」と思わず漏れる声。
そこに広がっていたのは広々とした自然の風景。
ビオトープと言うだけあって、ポケモンたちを野生に近い環境で棲息させている部屋のようだ。
216:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:15:03.90 ID:ha7ZcpN9o
諭され、妹は一歩引いた壁際へと位置を移す。
それに従い二匹のマニューラは姉の両側に立ち、聖良は穂乃果とリザードを静かに見据える。
ふと、穂乃果が尋ねかける。
217:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 04:15:34.05 ID:ha7ZcpN9o
表情豊かでこそあれ、基本的にはいつも笑顔。そんな穂乃果らしくない、怒りを感じさせる口調での問いかけだ。
それを受けて、少し目を伏せ…聖良は低い嘲笑、問いを斬って捨てた。
聖良「同じ立場になってみたら。そんなこと考えたこともないし、これから先も考えることはないでしょうね。他人のことなんて知ったことじゃ…
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