過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
1- 20
529:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:53:34.39 ID:ha7ZcpN9o
グッと、海未は顔の横で握り拳を作ってみせる。
ことりは未だに驚きに硬直気味で、希もまたそんな様子に首を傾げずにはいられない。


希「あの、海未ちゃん、諸々の話の流れは理解してるん…?」
以下略



530:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:54:01.96 ID:ha7ZcpN9o
海未「昔から穂乃果と私が喧嘩をするときは、大抵穂乃果が滅茶苦茶を言っているか、私が意固地になっているか。どちらが悪いかがはっきりしているので尾を引きません」

ことり「う、うん…」

うん「ですがことりの場合、悪気はないので言いにくい。私や穂乃果からの物言いがやんわりとした形になり、暴走がなかなか止まらない。
以下略



531:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:55:22.73 ID:ha7ZcpN9o
結局のところ、全ての起点はそこだ。
それは今までにも明白で、そんなことをわざわざ尋ねる海未がわからない。
じゃあどうすればよかったのか。それがわからなくて、こんなにも…!


以下略



532:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:55:50.37 ID:ha7ZcpN9o
ことりはうなだれる。返す言葉が出てこない。
思い返せば綺羅ツバサ、彼女の去り際に囁かれた“手段を選ばず強くなれ”という言葉が呪縛として、ことりの心を闇へ、闇へと向けさせていた。
三人でいれば…大好きな二人と一緒にいれば、もっと違う道もあったはずなのに…!

ありえた他の可能性。
以下略



533:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:56:16.05 ID:ha7ZcpN9o
取り返しのつかない過ち、その傷を埋めるかのように、自分の温もりを冷え切ったことりの体へと移すかのように。
そんな様子を、希は起き上がれないまま微笑ましげに眺めている。

そんな視線に気が付き、海未はハッと。
恥ずかしかったのか、咳払いを一つして一言追加。
以下略



534:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:56:43.85 ID:ha7ZcpN9o
ことりは神妙に手首を差し出す。が、にこはヒラヒラと手を煽ってそれを流す。


にこ「アンタは保留。にこは今、アライズ団絡みで超…絶!忙しいの。ゴルーグは定員オーバーだし、後から自分で自首でもしときなさい」

以下略



535:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:58:19.19 ID:ha7ZcpN9o
にこと希の隣、巨兵の上からは赤髪がちらり。
真姫がひょこりと顔を覗かせて、地上へと目を向ける。

海未に抱きしめられたことりの姿を目に、怒ったような顔で、うるっと瞳を潤ませ、涙声で語気を荒げる。

以下略



536:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:58:48.52 ID:ha7ZcpN9o



穂乃果「がはっ!!」

以下略



537:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:59:24.92 ID:ha7ZcpN9o
ボコポコ、ウネウネとほんの一瞬の蠢き。
まばたき一つ。たったそれだけの隙しか生まず、その姿は攻勢のアタックフォルムから神速、スピードフォルムへと変化を遂げている。

頭上、デオキシス統合体とでも呼ぶべきその個体の戦闘力はそれまでの個々と次元を異にしている。
フォルムを自在に切り替えることで、攻撃力、防御力、速度、全てが生物としての限界域に達しているのだ。
以下略



538:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:59:53.39 ID:ha7ZcpN9o
左方、先んじての近接は穂乃果のドリュウズ。
潜んでいた地中から飛び出すやいなや、猛掘削の螺旋回転を維持したままに宙空のデオキシスへと向かっていく。

じめん・はがねという低速になりがちな両タイプを有しながら意外に速い動作はドリルが故。
眼光は負けん気に溢れていて、性能では圧倒的な格上を誇る異星人へもまるで臆さず。
以下略



978Res/1221.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice