552:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:08:46.09 ID:ha7ZcpN9o
それはまさに種族値の暴力。統合体の素早い情報処理が生み出す即時の連撃。
触腕を束ね、サイコエネルギーを電力へと変換。
オレンジと青緑、二本に生じる意図的な電位差。その間には大気中の塵芥を擬似的な電気伝導体、弾丸代わりに装填。
553:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:09:35.03 ID:ha7ZcpN9o
凛「ねえねえ、その子ディアンシーだよね?」
ダイヤ「ええ、わたくしのメレシーが進化…なのでしょうか。……変身しましたの!」
凛「いいなー!!凛もぜーったい、伝説ゲットするんだもんね!」
554:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:10:07.81 ID:ha7ZcpN9o
絵里「フリーザー、“れいとうビーム”」
応じ、高らかに嘶き。
フリーザーの嘴から空中へ、六花の文様が罅走る。
555:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:10:34.81 ID:ha7ZcpN9o
現れた姿は青の六花そのもの。
そこに奇怪な笑みが貼りついたような、まさに氷の化身と呼ぶべき怪物的なポケモン。
外見からの印象そのまま、生み出す冷気は強烈無比。
556:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:11:02.05 ID:ha7ZcpN9o
だが、慌てず。
絵里「フリージオ、受けて」
557:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:11:33.39 ID:ha7ZcpN9o
凛「うわ?!危ないにゃっ!!」
ダイヤ「いいえ、問題ありませんわ!」
絵里「触手はうねりに目を惑わされがちだけど、多くの場合は先端を注視すれば対応可能」
558:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:14:13.77 ID:ha7ZcpN9o
もちろん人とポケモンの能力差は大きい。ダメージを与えるには至らない。
だが勢いは鋭く、デオキシスを触手のリーチ外へと押し出すには十二分。
その間にフリージオが元の姿へと戻っていて、間を遮り再び絵里を守る。
どうにかではあるが、既知の方法で触腕を受けられたことに絵里は笑む。
559:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:14:40.39 ID:ha7ZcpN9o
凛がディアンシーの光で目覚めることができたのは、デオキシスに一度絡め取られた際に位置が近付いていたから。
眩い光をたっぷりと浴び、絶たれた意識をバッチリと繋ぎ合わされたのだ。
対して穂乃果。
デオキシスから狙われなかったのが幸か不幸か、当初倒れた位置にうつ伏せのまま。
560:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:15:18.81 ID:ha7ZcpN9o
目を向け…なんだろうと穂乃果は首を傾げる。
それは二色に分かたれた一つの石。半分は橙に、半分は蒼く。
その石の中心には強烈な力強さを感じさせる何かがうねっている。
英玲奈の言っていた特殊な石の何かしら一つだとは思うのだが、いかんせん用途がわからない。
561:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:15:56.92 ID:ha7ZcpN9o
飛翔。
穂乃果はリザードンの背に乗り、繰り広げられる戦線のその上へ、上へ。
何故だかはわからないが、今のリザードンには空こそが相応しいと思ったのだ。
562:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:16:47.06 ID:ha7ZcpN9o
穂乃果「感じるよ、リザードン。心臓の音も、体温も、考えてることも」
『………グルル…』
穂乃果「うん、そうだよね。そろそろ……デオキシスの顔は見飽きた!!!」
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