2:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/28(火) 13:32:15.54 ID:6tbK9NB80
重ねて、繋げて、結ぶ。
すると伝わる。
潰れるほど押し付けた胸から、鼓動が。
3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/28(火) 13:33:02.41 ID:6tbK9NB80
後悔や罪悪感。重なりすぎて、積み上げすぎて、もういっそ朽ちて掠れてしまったそんな思いを引き摺りながら、でも止まらない。
もっともっともっと。溢れて止まらないプロデューサーさんへの想いに流されて、ただずっとまっすぐ、求めてしまう。
自分をプロデューサーさんへ。溶かして、染み込ませて、その中へと入り込ませるように押し付く。どうしようもなく望んで……どうにもならないくらい、プロデューサーさんを願ってしまう。
4:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/28(火) 13:33:35.52 ID:6tbK9NB80
愛でる。
言葉を紡ぎながら……
もう顔も思い出せない、声も忘れて容姿もおぼろげな、たくさんの人。
5:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/28(火) 13:34:29.29 ID:6tbK9NB80
目の前のプロデューサーさんへ愛を注ぐ。無防備なプロデューサーさんへ愛を伝えて、愛おしいプロデューサーさんを私のこの身体で、心で、何もかも全部を懸けて愛する。
プロデューサーさんを愛でる。
絡めた腕や足をゆっくり、ねっとり、舐めるように擦らせながら味わうように這わせて、
6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/28(火) 13:35:16.30 ID:6tbK9NB80
言う。
プロデューサーさんへ向けて紡ぎ、告げて、送る。
身体も、心も、私の全部はプロデューサーさんのものなんだ、と。
7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/28(火) 13:35:48.41 ID:6tbK9NB80
願った通り。
祈った通り。
望んだ通り。
8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/28(火) 13:36:59.37 ID:6tbK9NB80
昔、私は目指していた。
レッスンを積んでライブを繰り返して、アイドルとしての輝きを高めていた。
摂生に努めて研鑚を重ねて、女としての魅力を磨いていた。
9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/28(火) 13:37:39.66 ID:6tbK9NB80
そして、私は手に入れた。
友達を捨てた。仲間を捨てた。家族を捨てた。
能力を捨てた。世界を捨てた。自分を捨てた。
10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/28(火) 13:38:20.72 ID:6tbK9NB80
「だから、ごめんなさい」
「こんな駄目な私でごめんなさい」
「こんな私がプロデューサーさんを愛してしまって、ごめんなさい……」
11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/28(火) 13:38:58.57 ID:6tbK9NB80
引きかけていた紅色にまた塗られながら。沸き上がってくる熱さに全身を焼きながら、私の中へ満ちる想いを溢れさせて。
涎に塗れた舌をぐるりと這わせて舐めて、もう濡れていた唇をもっと……ぐちゅぐちゅ、と粘っこい音を帯びるまで濡らして。そうしながらじゅるじゅる水音を立てて口の中も溢れさせる。いっぱいに溜めたその熱い液を、中で何度か泡立て弾ませて。
そうしてから、もう近い距離を詰め、そっと少しずつ近づいて……。
12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/28(火) 13:39:53.67 ID:6tbK9NB80
以上になります。
お目汚し失礼しました。
13Res/15.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。