過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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127: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/14(日) 02:04:09.67 ID:y39jjV6T0
『OK、ハッキング進めるぜ』

そちらも休みが十分取れたのか、エクスは指揮官が操作していた端末をハッキングを開始した。ここにいるWWPの目的を探る間、放浪者は先ほどの死体を隠して、物陰に身を隠していた。定時報告から間を持たず指揮官を処理していることから、発覚までに時間はあると言える。だからこそ、安全を追う必要があった。

孤立無援で、単独であるということ。その意味を知っている放浪者が、この行動をするのはむしろ自然なことだ。
以下略



128: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/14(日) 03:36:18.57 ID:y39jjV6T0
タイピング音が激しくなる。エクスもバレッタパレードの時間が迫っていることを知っている。既に、研究所へ新種の亜種2体が確認されたことは報告されていた。その状態で放浪者、そしてフェアリーが欠けたまま拠点の活動を、かなりの危険性となる。

夜は長く、そして短い。闇に紛れて、高速で移動する。それも、フロートボードに3人ほど乗せた状況で。そうなると、移動に使える時間は多ければ多いほどいい。この任務、というよりこの世界で重要なのは生きて、帰ることだ。そして放浪者が戻ってくることを、誰しもが待ち望んでいる。

『……、対空兵器みたいなもんだな。でもって、目的は…、衛星の破壊?』
以下略



129: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/05/14(日) 03:42:48.55 ID:y39jjV6T0
>>125
大丈夫、もう終わると思うよ。誤字がひどいから締まらないけどね!


>>128の訂正
以下略



130:名無しNIPPER[sage]
2017/05/14(日) 05:26:26.40 ID:/T2Wg3fe0
乙!
イカロスの翼なんて縁起悪い名前付けてくれたおかげで、羽ばたきすらさせずに壊せそうかね?
まぁそれ自体は飛べるモノですらなくて、飛ぶ鳥を落としたいマシーンの様だけどww


131:名無しNIPPER[sage]
2017/05/14(日) 13:38:35.01 ID:8bSCwcq50
乙 


132: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/05/19(金) 05:18:19.80 ID:9W8aQvyl0
>>130
はてさて、結末はダイス様のみぞ知るとだけ。


いかんせん、ラストには向かっているので筆は遅くなってます。しばしお待ちを。


133:名無しNIPPER[sage]
2017/05/19(金) 22:14:59.18 ID:nmBiq6EZ0
あ、流石にそろそろきり良いとこで終わらせる感じ?
そこからエピローグより未来の事も、どうなるのかざっくりとは教えて欲しいところだなぁ


134: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/20(土) 02:51:58.69 ID:p1HX8edu0
無線を切り、DJフレンドは拳銃を構える。今いるのは、3人組との会合で使った休憩室がある地下道だ。放浪者の指示で、隠れアジトが発見されないようその場所に待機の為に移動した。それは結果的に、功を奏して一方では今の危険な状況を招いていた。

功を奏したのは隠れアジトそのものが発見されたわけではないという部分。そもそもそこに隠れていれば見つからなかったのではないか、という疑問は起きる。だが、別働部隊が隠れアジト方面から増援としてやってきたのだ。状況からして、WWPが敵対的な生存者からの攻撃を受けたことによる応援だろうとフレンドは予想している。

幸い今いる場所は地の利がある。すぐには見つからないだろう。あくまで、すぐには。人海戦術を使える相手にしらみつぶしにされれば、ひとたまりはない。
以下略



135: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/20(土) 03:13:57.15 ID:p1HX8edu0
「終わりだよー」

フレンドが近づこうとすると、バリケードの設置を終えたフェアリーは、エコーの後ろに隠れてしまう。それに意を介さず今度はそのエコーに音響探査で、どれぐらい近づいているか確認をしてもらう。

今のところ、推移は順調だった。無作為にバリケードを作りながら、退避をするというシンプルなもの。この状況に置いて、突発的な逃走となったこと。それに、ほとんど見も知らずの人間が混ざり、それなりの数がいるとなると、指示は単純明快にならざる得ない。幸い、バリケード敷設は、フェアリーの力でほとんど時間をかけずに出来ている。追ってきている相手が撤去するなり、破壊するなりの手間。それも逃走方向とは関係のないところにもバリケードを作っている。このまま逃げ切る時間は十分に稼げる。
以下略



136: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/20(土) 03:50:12.91 ID:p1HX8edu0
「…。今、地上に出るのはまずい。ここの中に入ってきた兵士達も、まさか全員じゃないだろうからね。出入り口は、隠れアジト近くのを抜かして3ヶ所。2ヶ所は放浪者が今潜入しているエリアに入っていて、残った1ヶ所が候補だけれど、ついさっきその方向から兵士がやってきたからね。放浪者が、その目的のものをどうにかしてくれた時に起きる、混乱のどさくさに紛れて逃げるしかない」

作戦らしい作戦ではないのは、フレンドも承知だった。それはあまりにも希望的観測が過ぎると言っていい。放浪者ならその目的のものを破壊できるだろう。しかし、自分達がそれまでに耐えられるのかということが問題だった。

香坂が口を出そうとして、止める素振りを見せる。言いだしたところで仕方のない。この状況で、やれることを提示してくれるだけマシなのだ。大抵の場合、ただ逃げるだけになり、今頃被害も出していることだろう。小規模とはいえ、勢力の長を務め、慎重にそれでいて大胆に情報発信を続けてきた人間。緊急時において即座に判断し、紛いなりでも指揮を執れる人間は少数だ。
以下略



137: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/05/20(土) 03:53:41.69 ID:p1HX8edu0
>>133
一応コメのラストはこのバレットパレードに関してかな。ただまぁ、放浪者達が何を目的にしてるかを考えれば、それも自ずとわかるかと。
そこの未来展開ばかりは何ともね。ダイス様は知ってるだろうけども。


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