過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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695: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/23(金) 01:10:26.01 ID:ZB+8cnl60
そして、その姿は当たり前のように現した。ハンターにつられて強襲班のメンバーも、爆発した部分に目を向けている。直視していても気づけるかが危ういその人物は、当たり前のように4人の下へと、もちろん歩いて、気付かれず近づいた。

「…佐原、無線はあるか?」

「うわぁ! 兄貴!? びっくりスるっすよ、もう!」
以下略



696: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/23(金) 01:24:05.77 ID:ZB+8cnl60
佐原は無線を渡す。放浪者はそれを受けとり、全メンバーへ通達した。

「…こちら放浪者。パラノイア、キングの処理に成功した。繰り返す、キングの処理に成功した。これ以上のバリケード内及び周辺での活動は、詳しくは後で話すが上位種と説明できる変異体を目撃している状況もあり、危険を伴う。全メンバーは早急に拠点へ撤退せよ。繰り返す、撤退せよ」

それだけ言うと、放浪者は佐原に無線を投げ渡した。そこから、山中や他のメンバーが呼びかける声がしている。
以下略



697: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2018/02/23(金) 03:01:44.18 ID:ZB+8cnl60
>>692
無事死亡確認です(判定結果)

>>693
《よし、花火の中に突っ込むぞ!》
以下略



698:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/23(金) 03:11:00.34 ID:TU7gNCse0
超乙!
良かったああああ!生きてたああああ!パラキン滅してたああああ!
あ、でも……討伐し終えたって事は、一区切り付いたって事で、それはつまり、これ日が終了しちゃうって事で……そうかぁ……終わっちゃう、のか……

じゃあせめて、文明復興とXデイ以前の日常に大きく一歩近付いたという意味を込めて
以下略



699:名無しNIPPER[sage]
2018/02/23(金) 14:13:12.00 ID:91/DqEye0
おつっ!
……えっ、待って。みんながあれだけ協力してやっと一体倒せた相手を、既に8体もやっているって……?


700:名無しNIPPER[sage]
2018/02/24(土) 00:45:32.42 ID:SxwWs7g00
おつ
しかし、立て続けにまだ掃討活動とは、よくやるなぁ


701: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/24(土) 01:34:56.58 ID:ZhL//B+a0
『と言う訳なんで、俺らもバリケードかラ出るっす。山中さんモ戻っテ大丈夫っす』

「えぇ、『よくわかりました』。通信終了します」

佐原から放浪者の言伝を聞き、山中が笑顔のまま怒っているのは、長い付き合いのあるメンバーならわかり切ったことだ。
以下略



702: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/24(土) 01:59:53.14 ID:ZhL//B+a0
「うああああああああス!」

「くそ。このタイミングでオーガが来るなんて…!」

破壊されたバリケード周辺の確保を行っていた回収組は、何とか確保用のバリケードを再設置した後、その場で襲ってくるゾンビを処理しながら待機。放浪者からの無線連絡を受け、後退しようとした時、2体のオーガが襲い掛かってきた。
以下略



703: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/24(土) 02:32:36.45 ID:ZhL//B+a0
風が吹いた。そうフェイは感じた。地響きのような足音は消え、重いものが何かにぶつかる音がする。しばらくしてなお、自分の身体が踏みつぶされるようなことはない。更に、銃声のような音が響くと、重い何かが地面を滑っていく音も聞こえ、彼女は恐る恐る目を開けた。

「…無事か、フェイ」

「リーダー…、うえええええ、怖かったスーーーー!」
以下略



704: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/24(土) 02:54:56.24 ID:ZhL//B+a0
「…ふぅ。折角ここまで来て、誰かが欠けて帰る。なんていうのは避けられたようですね」

「なんかあったのか? 美弥ねぇ」

回収組に起きた事態を、覚は勝に話す。フェイが危なかったことは当然心配していたものの、心の中に去来するのは話に聞いているオーガを、簡単に処理してしまった放浪者への強さへの嫉妬だった。
以下略



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